歴史の探検《 “古事記の世界”(29) 》・・・「伊邪那岐と伊邪那美4」・・・島々の生成1 | 季節の旅人のブログ

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<「伊邪那岐と伊邪那美4」・・・島々の生成1>

 

古事記」の「島々の生成」に入ります・・・要約すると・・・

 

          《「伊邪那岐命」と「伊邪那美命」による「淤能碁呂島」の生成 》

                                                 (「神社本庁」パンフレットより )

 

 「天津神」達は、「伊邪那岐命」と「伊邪那美命」に「この漂っている国を整えてしっかりと作り固めよ」といい、「天の沼矛」を渡します。この「二柱の神」は「天の浮橋」に立って、その「沼矛」をさし下ろし、かき混ぜ、引き上げると、その矛の先から滴り落ちる塩が積もって、「島」ができます・・・その島の名は「淤能碁呂島」と言います。

 「二柱の神」は「その島」に天降り、「天の御柱」立てて、「八尋殿」を建てます。                 (「武田祐吉訳 古事記」より )

 

 

【 「季節の旅人」の“探検日誌” 】

天津神」達は、「国産み」「神産み」を「伊邪那岐命」と「伊邪那美命」に託します。「二柱の神」は「天の浮橋」に立ち、「天の沼矛」でかき回し、「淤能碁呂島」を形成します。

そして、「天の御柱」を立てて、そこの「八尋殿」を建てます。

   ・天の沼矛・・・玉で飾った矛(日本書紀)

   ・天の浮橋・・・天と地を繋ぐ天上の浮橋

   ・淤能碁呂島(オノゴロ島)・・・「淤能碁呂」は自ずから凝り固まる意と解

       され、自ずから出来た島であることを意味しているといわれます。

       「淤能碁呂島」は、神話の架空の島とする説と実在するという説とが

       あり、実在の島としては「沼島」「沖ノ島」「絵島」「自凝島神社」

       などがあげられています。

   ・天の御柱・・・家屋の中心となる神聖な柱

   ・八尋殿・・・広大な殿舎の意味に使われています

 いよいよ、「二柱の神」による「国産み」「神産み」が始まりますね。

 

ところで、「淤能碁呂島」は現在どこにあるのとの疑問がでてきますね・・・「淡路島」の南の沖合にある「沼島」が有力ではとの説があります。ここには尖った岩がそそり立っており、これが「天の沼矛」だとされる説があります・・・また、「淡路島」の北東の沖合にある「絵島」も候補に挙がっています。

 

  《「沼島」》・・・「淤能碁呂島」の有力候補地(「天の沼矛」?)

                   (オンライン画像より)

 

 

( 注記 )

 ※「浅学」のため、「間違い」や、「ピント外れ」が多いかと思いますが、温かい目で、この「探検記」をお見守り下さい・・・「間違い」は都度修正していきますが、興味のある方は、自分で専門書物を調べて下さいね。[出典:「角川文庫 古事記」「武田祐吉訳 古事記」ウィキペディア、ニッポニカなど]

 

        ・・・次回は「伊邪那岐と伊邪那美5・・・島々の生成2」