< 相模国二宮 “川勾神社”に参拝しました >
“川勾神社”は「相模国」の「二宮」で古くから「二宮大明神」又は「二宮明神社」と称されていたとのこと。「相模国」はもともと「相武国」と「磯長国」とが合併したものであり、その時に「相武国の寒川神社」と「磯長国の“川匂神社”」が「一宮」を争ったとされ、その名残が「神揃山」(大磯町)で行われる「相模国」の伝統的な祭事「国府祭」での「座問答」に残されているとされます。
社伝によれば・・・「創建は、「垂仁天皇」の時代(約2000年前)、「磯長国造 阿屋葉造」が国の勅命により、「磯長国」の鎮護のために創祀したとされます・・・「日本武尊」が東征途中奉幣祈願をされ、皇妃の「衣通姫命」の安産祈願をしたとの伝説があります。また、「源頼朝」も安産祈願のため神馬を奉納しており、「小田原北条氏」より「鬼門守護社」として崇敬が深かったとされます。さらに、「徳川家康」が「朝鮮出兵」のため、「九州名護屋」へ出陣の際、「祈祷札」を献上したとされます。
祭神は以下の5柱
・大名貴命 日本の国土を開拓した神
・大物忌命 殖産興業に功績があった神
・級長津彦命・級長津姫命 「磯長の国」を開拓した神
・衣通姫命 皇妃。安産守護の神
“川勾神社”は小高い丘の上にありました。周りには、「オリーブ」畑があり、静かなところです。「鳥居」があり、くぐると「石階段」があります。けっこう段数が多いのですが、上に行くとびっくりします。「神門」が藁ぶき屋根です・・・珍しい。
境内は、縦長の形状です・・・奥に「本殿」が見えます・・・高い木々に囲まれていますが、とりわけ、中に2本の高い木があります。看板があって見ると樹齢400年の「夫婦松」でした。
奥に進み、「本殿」に向かいました。狛犬があり、その前を通り、石柱で作られた垣で囲まれた「本殿域」に入ります。「本殿」を見上げると、何か心安らぎます・・・“二宮”ですが、そう、派手ではないのです。しかし、凛とした威厳もありました・・・肩の力を抜いて参拝出来るので、親しみが湧いたのかも。
⦅「川勾神社」の鳥居 ⦆
⦅「川勾神社」の石碑 ⦆
⦅ 「川勾神社」の入口 ⦆
⦅「本殿」への石段 ⦆
⦅ 「川勾神社」の寺門 ⦆
⦅ 「川勾神社」の参道 ⦆
⦅ 「川勾神社」の本殿 ⦆
⦅ 「川勾神社」の夫婦松 ⦆
⦅ 「川勾神社」の境内 ⦆