< 春の妖精“かたくりの花”が咲き誇っています >
今年も、“かたくりの花”が満開になったとの情報があり、美濃中部にある「可児川下流域自然公園」に行って見ました・・・ここは、「鳩吹山」の山麓にあり、「木曽川」やその支流の「可児川」が流れています。古くは、「鳩吹山」からの清水を利用して氷を作ったという「氷場」遺跡があったり、木曽川水運が盛んな時の「大脇湊」があったという史跡の多いところでもあります。
訪れて見ると、期待を裏切ることなく、その幽玄な山麓は、一面、春の妖精“かたくりの花”で敷き詰められていました・・・いつもながら、見事に思います・・・こんなに素晴らしいのだから、もっと多くの人々に見てもらいたいほどです。
“かたくり”は、「ウィキペディア」や「季節の花300」によると、「ユリ科で、北東アジアと日本に分布。早春の樹冠が緑の葉に覆われる前の3・4月のわずかな日光を利用して花を咲かせる。花はピンク色で下向きに咲く。花の後の5月頃には、葉も茎も枯れる。その後、次の年の3月ごろまで、球根のまま休眠するので、地面から消えたようになる。地上に姿を見せるのは、1年の内3~4週間のみ」とのことでした。
このように、早春、他の花に先がけて花を咲かせ、逆にまわりの木々や草が、すっかり緑になる季節になると、地上から姿を消してしまう植物のことを、
ヨーロッパでは、
「スプリング エフェメラル」“春のはかない命”
や、
「エフェメラル プラント」“短命植物”
と呼んでいるらしいですよ・・・(エフェメラとは「カゲロウ」のこと)
木洩日の どれにもゆれて 花片栗 (歳時記 村井久美子 濱)
・・・この春も“妖精”に出会うことが出来ました
《 山麓を覆う“かたくりの花”Ⅰ 》

《 山麓を覆う“かたくりの花”Ⅱ 》

《 木洩日に輝く“かたくりの花”Ⅰ 》

《 木洩日に輝く“かたくりの花”Ⅱ 》

《 木の下の“かたくりの花”》

《 この紫の絨毯は“かたくりの花”の1本1本の集まりです 》

《“かたくりの花”は「春の妖精」のように思う 》

《「春の妖精」の“かたくりの花”》

《 可愛らしい花“かたくり”》

《 けなげな花“かたくり”》
