父を見送るまでは、終末期医療という言葉は知っていても、
その内容は全く知りませんでした。
命の期限を切られた家族との生活がどんなものなのか。。。
想像すら出来ないものでした。
スタートは絶望感ばかりで、とにかく辛かった記憶があります。
そんな私たち家族と寄り添ってくれたのが、訪問看護師さんでした。
そして、ケアマネさん、ベッドのレンタル業者さん、入浴サービスの方たち・・・
普通に暮らしていたら出会うことのない方たちが、次から次へと訪問してきます。
眠れない食べられない母を気遣い、私にも声をかけてくださり・・・
気がつくと父は、訪問看護師さんが来る日は楽しみに待つようになり、
心を許し、おそらくとても穏やかな最期だったと思います。
主人の協力があり、横須賀に引っ越し、たくさんの時間を父と過ごすことができましたが、心残りは、自宅に戻ってからの父は飲み食いが出来なかったので、家族でもっと乾杯したかったな・・・
父の終末期の主治医だった、三輪医院の千場院長から声をかけていただき、12月18日に、横須賀市医師会館で行われた「エンドオブライフ・ケア研修」のサプライズゲストで父のことを少し話し、歌ってきました。
久しぶりにあの頃のことを思い返す時間が作れ、改めてあの頃の父の気持ちに触れました。
そして、ひろはま先生に教えていただいた「対面同席五百生」を思いながら
「星を仰ぐ」と「分かち愛 解り愛」を歌いました。
愛溢れるケアのできる人材が横須賀に増えることは、本当に素敵なことです!!