写真で見る100年ちょい前の中国・中国の鵜匠 | 如月隼人のブログ

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1917年
四川省省綿陽市安県
米国人シドニー・ギャンブル(1890-1968年)撮影

写真タイトルは「Cormorants(鵜)」
写真中の人物は
鵜がとまる竿に魚籠をぶら下げているので
間違いなく、鵜を使って漁をする鵜匠だろう

中国と日本の鵜飼いには、いくつか異なる点がある

まず日本ではウミウを使い、中国ではカワウを使う

さらに大きな違いは
日本では若い成鳥を捕獲して使うのに対して
中国では幼鳥から育てて使うことだ

そのため
中国の鵜飼いの場合には鵜が飼い主を「親」と認識するので
逃げることはなく
鵜に紐をかける必要はない

ただし幼鳥期から人に餌をもらっていたので
成長してからも魚を捕獲しないなどの問題が出る場合がある
そういう鵜には、かなり強制的に「漁」をするようにしつけるという


ギャンブルはまだ10代だった1908年に両親と共に中国旅行をした
そのご1917年から1932年にかけて
キリスト教団体の幹部として中国に3回行き
長期滞在をして中国社会や家庭を調査した