台湾メディアの中央通訊社によると、台湾鉄道の特急タロコ号が2日午前に脱線事故を起こした。病院に運ばれた負傷者のうち、36人は生命反応が見られないと言う。中央通訊社が日本時間2日午後2時46分に配信した記事によると、列車内にはまだ72人が閉じ込められている。
タロコ号は台湾東部の花蓮県内の清水トンネル部分で脱線を起こした。道路から転落してきた作業用車両と接触したことが事故の原因になったと見られている。タロコ号はトンネルの壁と激しくこすれ合い、4両目と5両目が変形した。死傷者は5両目に乗っていた人に特に集中しているという。
病院に到着する前に、36人は心拍や呼吸などの生命反応が見られなくなり、列車内にはまだ72人が閉じ込められている。その他61人が病院で治療を受けている。