吉原遊郭
昨日、吉原遊郭に関する写実イベントというものに誘われて行ってきました。
このブログの壁紙にも「吉原つなぎ」という模様を使用しておりますが、
以前から、吉原に関する書物をいろいろ読み漁るほど興味を持っていたので、
とても楽しみにしていました。
でも、一体どんな人が集まるのかな?当時実際に通ったことのあるおじいさん達が集まったり
するのかな、と少々不安に思っておりましたが、
若い方ばかり男女40名くらいが集まって、ちょっとびっくりしました。
今私達が、恋愛も仕事も生きるのも何もかも自由でいられるのは
先人達の犠牲の上に成り立っているということ。
こういった吉原という歴史があったということを風化させずに
伝えていかなければ、という主催者の方の想いにとても共感しました。
イベントの後、今の吉原を廻ってきました。
大正19年の関東大震災の時に、このあたりの遊女約3000人が
溺死したそうで、その御霊が眠っている、吉原弁財天をお参りしてきました。
昨日はたまたま吉原弁財天の改修完成式と法要があって、
吉原の狐舞をはじめ、様々な催しがあったらしく
宴の熱気の名残があり、しんみりせずにすみました。
今ある日常を当たり前と思わず、小さなことも尊い奇跡と
感謝して生きていこうと思います。