足袋が… | 如月まみオフィシャルブログ Powered by Ameba

足袋が…

  昨日、銀座のくのやさんからお便りが…


  誂え足袋の製造職人さんが高齢になり、後継者もいないため、

  今回をもちまして注文を締め切らせていただきます。と…


  足袋はほとんど、くのやさんの誂え足袋なのですが、

  とうとうこの日がきたか…


  京都の分銅屋さんの足袋も、足に合っているので

  出かけた際には、買っておいているのですが、

  今年の3月に行った時に、お店の方から

  足袋の生地がなくなってきていて、なくなったらもう足袋を作れない、

  と聞きました。


  おととしでしたか、「籠染め(かごぞめ)」という、表裏が違う柄の

  両面染めの粋な浴衣を作っていた染工場が廃業してしまいました。


  くのやさんでそのことを聞き、今ここにある分で最後です、と

  反物を見せられ、切ない気持でひとつ購入しました。


  他にも下駄の鼻緒だったり、たった何十年か前には出来た技術が

  受け継がれず今はもうできない、という途絶えてしまった素晴らしい技術が

  まだまだあります。非常に残念です。

  

  就職難のニュースを聞くたびに、その問題とこの問題が

  うまく合致してまわっていかないかな…と思いますが、

  修行というものは、長い時間かかるので、なかなか難しいのかも

  しれません。

  伝統を継承していくのに、日本人じゃなくても、

  外国人でもいいと思うんだけどね。


  今日は、急に寒くなったせいか、

  なんとなくブログも感傷的になってしまいました。

  

  さぁ、元気だして行こー!


  


  ビリケンさん、コメントありがとうございます。

  寒いですねー ご自愛下さい。