吉原つなぎとは
このブログの壁紙の模様は「吉原つなぎ(正式には子持吉原)」と言います。
The pattern of this blog's wallpaper is called "Yoshiwara-tsunagi".
江戸時代からある縞模様の一種で、昔、吉原の引き手茶屋
(遊女を買う前に訪れる場所)の暖簾に使われた柄だそうです。
This pattern was used at Yoshiwara's "Hikite-chaya" in edo era.
粋な雰囲気ではありますが、由来を聞くと、鎖や檻のように見えてくるし、
「∞」をひっくり返したようにも見えて、廓の苦界を思わずにいられません…
吉原に関する本を読み集めているうちに、こんなに増えてしまいました(一部)
中でも、89歳の現在も活躍している最後の吉原芸者みな子姐さんの 「華より花」
(私がよくしてもらっている柳家紫文さんが聞き書きしています)
吉原で料亭を営んでいた著者が語る 「吉原はこんな所でございました」
田中優子さんの「江戸の恋」 が面白かったです。
特に前2冊は、そこに生きた方が語っているので、その時代がぐっと近く感じられますよ。
遊郭は、文学作品の中にもしばしば登場しますが、小説の中では夢物語のように感じるけれど、
昭和33年に幕が閉じるまで、公認の遊郭だったのですから…。
つい最近ですよ!信じられないけど本当の話。
この話を始めると長くなってしまうので、今日のところはここまでで…。