車で産まれるー！！次男出産物語

中尾亜由美です。

私は、ちょー安産。
毎日、床の拭き掃除してたし、
実は、腹筋もしていた。
長男の時は、気がつかない人もいたくらい
お腹は小さかったです。

長男は、予定日の1ヶ月前に
夜中にパツン！と音がして
破水。

プッシューっと、どんどん、
小さくなるお腹。
陣痛も軽くて、3キバリで、
スポンっと産んだ。

予定日1ヶ月前でも2450gありました。

へ？
お産ってこんな楽なん？

横で、陣痛で泣き叫んでいた人に言われましたよ。
私も痛いのにーー！！って。
順番抜かして産みました。

いや、お先です。

先生『静かに来て、静かに産んで帰ったね』

と。

破水したのは、長男の察知能力でしょうね、
このままでは、死んでしまうと。

へその緒に結び目ができていたんです。

よく首に巻いてるとかは聞きますが、
お腹で結構動いたので、へその緒を
潜ったんでしょうね。

あのまま、臨月を迎えてたら、
死んでたかもしれないと、
先生が、ラッキーボーイと言ってました。
その通りで、長男はくじ運もめちゃくちゃいいです。
スピの能力も。

大変珍しい現象だったみたいで、
学会で発表しよう♪と、
写真撮られるわ、先生集まってくるわ。
たくさんの先生に『おめでとう』と言われました。

安産はありがたかったのですが、

私は、マタニティーライフを楽しめなかったんですよね。
つわりが産むまでありました。

次男の時は、水も飲めなかったので
入院か点滴に通ってくださいと言われました。
死にたいと思うくらい、
つわりは辛くて、10ヶ月も一日中吐き気。

吐き気がするので、唾液が止まらないんです。
タオルをずっとくわえていて、
1日に、10枚以上タオルを使いました。

トイレと友達ってくらい、吐いてました。
何にも胃にないので、胃液を吐くんです。
体力も落ちましたね。

その頃、和室の緑の壁が美味しそうに見えて、
ムショーに食べたくなっていました（笑）

いや、妊婦さんって、
変なもの食べたくなるんですよ。

とにかく、さっさと産みたい！
それしかなかったです。

次男は、予定日が過ぎても、
うんともすんとも言わないので、
朝から、お散歩してました。

何となーく、朝からお腹が張るなー…
定期的に…と思ってたけど、
陣痛じゃないよね。
と思ってたんですが、

夜の9時頃にお風呂に入って
（そう、夜まで痛いなーと過ごしました）
横になって、テレビを見ていたら、

パツン！

あ、破水や。

『ダーリーーン！破水したから、バスタオル持ってきてー、
で、病院電話してー』

と言うと。

ダーリン慌てふためくΣ(￣ロ￣lll)

無駄に走り回って騒いでる…
いや、はよ電話せー。

破水してから、

あれ？
おお？
陣痛が急にキツいぞ。

ヤバイ、出る！！
車に乗った時点で、もう5分おきくらいに
波が来るよー。

ヤバイーーー！！
出る
出る
出るーーー！！

あ、朝のは陣痛だったのか？
そーかそーか。なるほどー。

病院まで、持ってくれー。

病院に着いたら、
歩くでしょ？
波が治ったら、今や！と
歩く。

やっとのことで、
診察室にたどり着いたら、

先生『あれ？頭出てるやん！！痛くないの？』

痛いですよ(*￣∇￣*)

だから、出るって言うたやん。
なんか、挟んでるなーって思ったわ。

もう、あかん。
すぐに分娩台やーーー。
でも、歩きで結構な距離移動。

分娩台に乗ったら、
剃毛ですわ。

看護婦さん『あ！赤ちゃんの頭ある！剃りそうになった！』

次男は、生まれてすぐに
ザビエルか？

ダーリンには、『2時間で産むから待っといたら？』
と、言ったのに帰ったらしい。

私、立ち合いは絶対に嫌だったのです。
かわいそうでしょ？男性は何もできないし、
苦しんでるところを見せたくない。

女の戦いですから（笑）

何とまぁ、
次男、タイミングよく
祝日に生まれようとしたので、
先生やスタッフ不足。

先生が、もう産まれる！
って時に、切るわけですわ、
出口をね。

先生『ちょっと待っててよ！まだやで！』

いや、無理やし、出るーーー！！

先生、ハサミを取りに行ったけど、
振り返ったら、もう落ちそうになってる
次男ーー。

ビーチフラッグのように
飛び込んできて、
我が子をナイスキャッチ♪

ハサミは間に合わず、
お尻まで裂けたのは、
言うまでもない。

ビリビリビリ～ンと、裂けた。
鼻からスイカですから。

ま、ね、麻痺してるから、
痛くないんです。
なにか、熱いなーって感じ。

息子は、髪の毛も黒々していて、
めちゃくちゃ元気に泣いた。

一安心。

次は、裂けたそれを縫うわけでね。
中から縫って、外にくるわけです。
順番だから。そして、丁寧にね。

あ、
麻酔効かないって、知ってた？

麻酔注射のチクッ！も痛いし、
それ、全く意味がなく、
一針一針、チクッ！チクッ！
と感じるわけです。

あたしゃ、ランボーかっ…

痛過ぎて、先生を2度ほど蹴飛ばし。
赤ちゃんがいなくなったので、
段々寒くなってきて、
震えが来るのだ。

もう、お産より、縫うのが地獄でした。

で、産まれたよーと連絡をもらったダーリン登場。

ダーリンは、顔が真っ赤…酒くっさ！
（車はお義父さんが運転してきたよ）

はぁー？
私がこんな思いしてる時に、
酒飲んどったんかい！！

ダーリン『前祝いや』

…Σ(・∀・)

死ぬまで言うたる。

産まれたばかりの次男との
初ショットは、顔真っ赤。

そして、数日後の
抜糸がまた、死ぬ。
患部が腫れて、糸が食い込んでますから。
お産より痛い！！
ここでも、先生を蹴飛ばす。

とりあえず、産んだ後の
ご飯の美味しかったこと♪

味覚がおかしかったから、
人間に戻った気分でした。

本当、マタニティーライフを
楽しめる方が羨ましかったです。
命がけやなーと、実感したのが
次男の時でした。

陣痛の時、
点滴や酸素マスクいる？
と聞かれましたが、
そんなんいらーん！はよ産みたい！

いや、待てよ、酸素マスクって
やってみたいな…やっったことないし…
と、こんな時にでも、ちょっとでも経験値を
高めようとした貪欲さよ…

今に生きていますっ

経験大事。

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