国鉄バスの求人ポスター | 鉄道きさらんど

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いつも列車・バスなど公共交通の事ばっか考えてます。

10月8日に開催された長野総合車両センターの一般公開イベントへはじめて行った。

この手のイベントと言えば大きなお友達のお目当ては鉄道車両の中古部品販売だが、自分は混んでるので鉄道部品に手を出さずJRバス関東ブースへ行ったところ掘り出し物を入手した。

 

それは国鉄バスの下伊那営業所の求人ポスターで、募集職種は車掌、年齢制限は16歳からというのが時代を感じる。国鉄バスでワンマン化する以前のかなり昔のものだろう。そんな昔から女性も募集しているというのは今から観れば意外だがバスの車掌には戦時中から女性が就いていたので男女両方求人というのは可笑しくないのだろう。しかし国鉄の保守的で男社会というイメージからするとちょっと驚いた。

 

 

給料の金額はかかれていないが、国鉄の大多数の現業職員は当時の民間企業と比べて給料が高くなかったと聞く。しかし国鉄バスは国鉄直営でもちろん国鉄共済に入れたし、賞与年3回などの条件は当時の地方の中卒者の仕事としては決して悪くなかっただろうか。公営バスや大手私鉄のバスも民営・民間委託化、分社化で待遇が下がってバス運転手が足りないという現状とどうしてもついつい比べてしまう。