来春以降の18きっぷの動向 | 鉄道きさらんど

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いつも列車・バスなど公共交通の事ばっか考えてます。

長らくファンにおなじみだった常備券の18きっぷが発売終了。ネット時代の今は車輛だけでなくきっぷまでなくなるとなると情報がすぐ拡散してすぐフィーバー状態となる。今までは自分も発売2-3日目の昼までに「赤券」を発売駅に行ければ入手できていたが、名古屋人の自分がJR西日本や四国エリアの駅に発売初日アサイチで行くことはできず入手できないので熱転写MVで買うことにした。以前はマルス券も駅や旅行会社の有人窓口で熱転写券を入手できたが、今は限られた駅の指定席券売機(MV)のみでこれもいつまでもあると思うわけにいかない貴重な一品だろう。しかし赤券のように枚数は無制限で発売初日から辺鄙な駅まで行って奪い合いをしなくていいし、転売屋に目をつけられることもないので気軽なところ、有人窓口のきっぷと全く同じ様式でもさりげなく印字の濃さで通好みの違いを感じられるところはよくこれでも自分には十分。記念入場券以外のきっぷはどこでどんな様式を買うかでなく、どう使って旅を楽しむのかが需要だしね。

 

さて、18きっぷ廃止説はネットでいつも恒例のネタだが、今年は一部の駅だけとはいえ常備券廃止という変化が、今後はマルス券も含めてきっぷ自体の廃止が近い兆候なのでは…という憶測に信憑性を増してしまう。確かに、買える駅を減らして、更にひょっとしたら使いにくいルール変更などをしたりとかで、ゆくゆくは廃止に追い込みたいという深謀遠慮(列車も路線もわざと使いにくいダイヤにして安楽死に追い込むというのは鉄道事業者の常套手段のようだし)がありそうと言われればそう思えてしまう。

 

今後の事なんて今はだれにも分からないが、参考までにこういう動きがある。三重県などの自治体による関西本線複線電化促進連盟の関西本線フォトコンテストが開催されているが、今回の応募期間は今年11月から来年1月末までで、フォトコンテスト賞品に17年春季用の18きっぷがラインナップされている。(http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0003500008.htm)このフォトコンテストは毎年この時期の恒例で、毎回優秀賞に18きっぷがラインナップしていたので今年もいつもの感覚で賞品に18きっぷを決めたという程度の事だろうが、さすがに県や市町村でつくる団体主催のフォトコンだから結果的に賞品が発売されないからやっぱり贈れませんでしたというわけにいかないし、最低限発売の可能性があるかどうかは確かめてから決めているだろう。