2016年の賞レース | 鉄道きさらんど

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いつも列車・バスなど公共交通の事ばっか考えてます。

http://www.jrc.gr.jp/newsreleas/3111.htm

自分は阪神5700系と305系に投票したが、どちらもよくてローレル賞どまりだと思ってたので5700系がブルーリボン賞を獲れて正直意外というか驚いた。そして自分は投票していないがノミネートしていた車輛のなかではHBE210がローレル賞と言うのは納得。技術的に革新的でブルーリボン賞もねらえると思ったが2015年デビューの営業車両のなかで5700系がその年の顔的存在・最優秀車輛として押し上げられたのはやはり地方都市より3大都市圏の事業者の車両ほうが鉄道ファン人口が多いだけに得票に有利だし、そうでなくてもやはり友の会に入るような人は(自分も含めて)関西私鉄が好きというのはあってそこも投票や選考では有利なんだろうね。

もう一つのローレル賞をあすなろう新260系が受賞したのは、自分の所属支部のエリアの事業者の電車ということでめでたいが、しかし227系や仙台地下鉄2000系など話題の通勤・近郊電車が目白押しの中で純粋な新造でもなければそれどころか新系列でもない中間者のみ新車に置き換えの車輛が選ばれるのは近年の選考委員は地方鉄道に優しい選考をする傾向があるなとは思う(一昨年の福鉄F1000とかもね。しかしあれは新形式だったので新260系への授賞は本当に驚いた)

ところで、ネット上の非会員の方のこのニュースへの反応を見ているとこの2つの賞が純粋に選考委員の裁量で選ばれると思われている傾向にあるのかなと思った。実際は会員の投票をもとに、B賞は会員の最多得票を得た車両から選ばれる原則(のはずだが・・・。)L賞も得票上位のグループの中から選考委員が選ぶという風に客観的な数字に基づく一般会員の「民意」が反映されている賞で、会報だけでなく公式サイトでも詳しい得票を公表したら賞の権威が増すと思う。と毎年思ってたが・・・。しかし最新号の『RAILFAN』を読むと・・・(選考委員長の選考理由の説明文はHPのプレス発表に載せても)少なくとも今年についてはちょっと、いろいろな意味で得票の内訳や選考プロセスを一般に公表しないんだなと思ってしまう内容だった…。

追記:でも、地元の人にこんな喜び方をされると、阪神5700がB賞に押し上げられたのは結果的によかったし自分も投票してよかったと思う。やっぱり会員以外の幅広い人にも喜んで、賞を認めてもらうことが一番だからね。