迎春1DAYフリーきっぷで広見線・西尾線・蒲郡線へ | 鉄道きさらんど

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地元事業者の正月限定のフリーきっぷで愛顧しているのはこれ。名鉄もJR東海も初詣臨や終夜運転をやめ、新春こだま・ワイドビューきっぷも発売されなくなった今(近鉄は別として)名古屋の大手事業者で正月にちなんだ鉄道ファン向けの施策といえばこのきっぷくらいだろう。
通年使えるまる乗り1DAYフリーきっぷは日中の特別車の空いている席に乗れるとはいえ、3100円では元がなかなか取れず割に合わないなと思ってただけに、特別車はかならずμチケットが必要になるという違いはあるが全線乗り放題で1600円は安い。数年ぶりに普段はなかなか足が向かない広見線・西尾蒲郡線の末端区間へと行ってみた。


広見線は可児までは太多線と競合する複線電化の路線だが、そこから御嵩まではいかにもローカル線・・・というのは知っていたが、可児をまたぐ直通がとうに廃止され、そして中間改札を観ると、同じ路線名でも系統が分断されたのを痛感する。そうはいってもJRの非電化閑散路線と違い日中も30分ヘッドだし頑張ってほしいが、方向幕を「普通」の種別表示しか使わず、行先表示は前面の系統板で代用して白幕を終日出しっぱなしなのはいかにもやる気がないのがありありでどうよ。せめて側面にも「御嵩↔新可児」の表示ができないものか。一方で新可児から犬山方面は空港直通もあり明暗が分かれている。ただ新可児駅はJR可児駅より立派で売店もあるのは立派だと印象に残った。可児駅では太多線のキハ75交換を撮って(25-1000は撮る気がしないので、75がそろってよかった)、また犬山方面に戻った。御嵩駅は久々に来たが駅舎のペンキをきれいに塗りなおしたり、野良猫が居てのんびり過ごせそうだが正月3が日といえ観光案内所まで無人なのはちょっと。


犬山から新安城へ。そしてそこから西尾線に乗りかえたが、西尾線は西尾までは店舗や家が線路沿いに張り付いていて沿線も賑わってそうだ。しかし吉良吉田でうわさに聞いていた中間改札が…。ICやSFカード類にもともと対応していないし、蒲郡が手動改札のままで吉良吉田駅ホームだけ乗りかえ改札ということは「関所」をここにもうけたいだけというのがミエミエだが、蒲郡線はまだちゃんと行先の方向幕も広見線の末端区間のそれと違いちゃんと表示されているし、沿線に家も観光地(子どもの国や形原温泉や蒲郡競艇)もいろいろありあまり悲壮感を感じないのは良かった。ナイターレースの照明が煌々としているのを観るとまた競艇場に行きたいと思う…。新スタンドオープンから全然足を運んでないが、場内はどんな感じだろうか。蒲郡市内は博物館敷地のD51+旧客静態保存もじっくりみたいし、また観光したい町だ。