元日JR西日本乗り放題切符で境港へ | 鉄道きさらんど

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いつも列車・バスなど公共交通の事ばっか考えてます。

ただでさえ正月ムード希薄なのに余計に正月ムードを感じなかった今年の正月。家でつまらない正月番組を観るだけの寝正月は退屈なだけなので元日など限定のフリーきっぷはありがたく思える。


元日はJR西日本乗り放題切符を使用した。北陸新幹線が開業してから初の発売ということで、しらさぎから金沢で乗り継いで上越妙高まで行こうとも思ったが、やはり昨年くろしおのパノラマグリーン車に乗り損ねたし、気が付くとJR西日本の国鉄型特急電車はやくもだけになったということで381系に今のうちにまた乗っておきたいということで新大阪からは岡山乗換で伯備線、中国地方での未乗路線の一つ境線に乗りつぶし、同じルートで戻ってくるプランの旅をした。


実は3年前の元日もやくもに乗っていたが、座席指定券をとっていなかっただけに元日にグリーン車をとれなかった苦い思い出があるだけに12月中にきっぷを買うついでに指のみ券もとっておいて、念願の381系パノラマグリーン車に初めて乗れた。最前列ではなかったが、窓という窓が大きく開放感はなかなか。381系はゆっくり走っているときはひょこひょこ揺れて落ち着かないだけの乗り心地だが、スピードがのってくるとリズミカルではある。やくも9号はこの切符使用者でグリーン席が埋まっていたが、鉄道ファンだけでなく結構いろいろな人が切符を使っている。


米子から境線に乗り換え。途中後藤総合車両所を見つつ空港方面へ行くが、この時点では地元客ばかりだが米子空港駅から中国人観光客がどっと乗ってきたのはいかにも今時というか。境港はもっと爽快な港町らしい開放的な海の風景を想像したが、駅舎の目の前の海は対岸がはっきり見えてでっかい中国の大河のようだ。水木しげるさんが亡くなってからここの街を訪問するとは思わなかったが、水木しげるロードをぶらぶらする以外に時間の潰し方が思いつかず、さっさと駅前に戻ってしまった。ここは駅舎より併設のみなとさかい交流館のほうが建物が立派で、ここで座って時間を潰した。


米子に戻り、乗り換え時間にDE15ラッセルを撮った。国鉄型機関車での除雪もいつまで続くだろうか。やくも24号もグリーン席が取れたが、残念ながらパノラマ車両ではない。まぁ岡山行きは展望席が後ろになるが、やっぱり車内の開放感が違うので…。大山を見ながら米子のカニチラシを食べ、岡山に戻り新幹線のグリーン席を予約しようとすると、山陽・九州新幹線区間でしかのれないN700系のR・S編成は短編成で指定席もグリーン席も直前は埋まっていた。結局東海道直通の編成のほうが明らかに空席があるのでそれの指定を抑えたが、臨時のぞみ186号はいまでは少数派の700系のぞみで、今時珍しい喫煙グリーン車マークの印字されたグリーン券が取れたのがちょっと嬉しい。グリーン3両だとさすがに元日はあいていて快適そのもので、2昔前の重役室の椅子のような快適なすわり心地。新大阪からはるかの指定席で米原に行き、そこからEX-ICで名古屋まで東海道新幹線で帰宅した