『三室山(みむろやま)』。
紅葉の名所、龍田神社のあるあたりの
山のことで、古くから和歌にも
詠まれている。
しかし何故か三室山=三諸山
と記憶に刷り込まれていて
みもろ という響きが好きなので、
問答のとき『みもろやま』
と答えてしまった。
能の中で『三諸』と言ったような?
思い出す謡は、『龍田』の
かむなみの、みむろの岸や崩るらん…
『三諸』って表記ではなかったかな?
調べると、本歌
⇒神無月南備のみむろの岸や
崩るらん竜田の河の水のにごれる
高向草春 拾遺集
謡曲の表記は『御室』のようだ。
私の三室=三諸の記憶は、謡蹟探訪会で
龍田神社あたりをご案内したときの
調査で刷り込まれていたと思う。
日本酒の『三諸杉』も馴染み深いが
よく考えたら龍田あたりは
杉の名所ではないのだ。
同席の方が、三室という地名は
あちこちにありますよね〜
うちの近所にもあるんですよ!
なんて会話で和やかして下さったけれど
気になってしまい、調べてみた。
続く