【本】『二丁目のガンスミス』を読んで、本屋さんの魅力を再発見する。 | ミステリな日常。

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大好きなミステリと、ゲームと、日々のかけらを。

 昔から、本が好きだ。本屋さんと図書館も好物だ。

 友達と本屋さんめぐりをして、品揃えの違いについて語ってみたり、自分の仕事の関係で転勤すると、まずそこの図書館のカードを作って満足気に眺めてみたりしていた。

 今もあまり変わらない生活をしている。

 …いや、最近友達と会っていないな。そう言えば、転勤もなくなったな。

 あれ?いつの間にか一人旅に…(遠い目

 

 さて、『二丁目のガンスミス』(柊サナカ)を読んだ。

 ある立てこもり事件に巻き込まれた京介は、そこで黒縁眼鏡の女性と知り合う。絵本店「ひまわり堂」の店主である彼女は、実はガンスミス、銃の整備屋だった。自分を殺して欲しいと彼女に依頼する京介。しかし、自分は殺し屋ではないと言い、彼を監視下におくということで、二人は同居することに。そんな二人のもとに舞い込む事件が短編で書かれた小説だ。

 意外といろいろな種類の銃が登場する。

 ミステリは好きだが、こういうものには全く詳しくない。

 名探偵だったら、こういった銃にも詳しいだろうし、撃ち方だってハワイで親父に…はっ。

 

 何事もなかったかのように読み終えて、高津くんにこういう話だったよと語ったが、一つだけ秘密にしていることがある。

 それは、私がガンスミスの意味を知らず、どこかの街の二丁目で銃を扱うスミスさんの話だと思っていたということだ。本の中で、彼女の名前が出てきてもなお、通り名がスミスさんなのかなと思っていた。

 スミスさん、いなかったよ。

 

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