会期のはじめから、行きたくてウズウズしてたけど

 

カクテーシンコクをなかなか倒すことができなくて、

 

その後イチコの引越やら新生活のリズムに草臥れるやらで3月4月の日々が吹っ飛んでいき…

 

 

あっという間にラスト数日となってしまったので

最後の平日、思い切って行ってきました!

 

(ただでさえ展覧会って最終日は激混みするのに

ラストがGWって、どんなことになるんだよ…)

 

 

 

館内では別の展示室で「モネ展」が。

こちらの入場は長蛇の列(5/2 15:50頃)でしたが

私の見たい福田平八郎展は、待たずに入れました(とはいえ、

たくさんの人が観にこられてました)

 

 

福田平八郎さん(明治25年-昭和49年)は日本画の絵描きさんです。

自然を題材に、「写実に基づく装飾画」という新しい時代の芸術を確立された方です。

私には、明るくどこかほのぼのとした親しみの持てる日本画という印象です。

 

 

 

 

何枚か、撮影可のものがあり

 

目に焼き付けたものを後で反芻しようと、撮ってきました

 

《「漣」昭和7年(1932)》

 

この絵を直に見たかったのです。

 

 

我らが近畿の水瓶

琵琶湖で釣りをしている時、

それも釣果が上がらない日に着想を得たそうです。

 

そう知ると、湖西線の車内からしか見たことのない琵琶湖を

水際で見たくなりました^ ^

 

 

 

 

 

《「朝顔」大正15年(1926)》

 

 

 

 

《「雲」昭和25年(1950)》

 

 

 

《「水」昭和33年(1958)》

 
 
 
《「游鮎」昭和40年(1965)》

 

 

作法でもそうですが

 

ここまで削ぎ落とされるまでに

完璧といえるほどの写生を繰り返し、極めた

そのあとだからこそ、美しく爽快なのだろうな…。

若い頃の、小さな作品ですが3匹の鰻を描いた作品は

ぬるぬる感や くねる様子がまざまざと思い浮かぶほど

精緻なもので心に残っています。

 

 

 

 

撮影不可でしたが

屋根瓦とそこに降り出した雨粒を描いた「雨」は

立体感と雨の染みた色の差の表現に流石だなあと思いました。が

図録を読むと、相当苦心されたようです。

「ただもう一生懸命、カワラに食い下がったんですよ。」と言う言葉が残されています。

 

 

 

大阪中之島美術館は空間も素敵で

 

 

展示の途中でこんな休憩エリアが。

 

 

 

窓の外は、緑に溢れたまちづくりがなされていて

 

 

大阪の景観、なかなかやるな^ ^

 

 

個人的には、中之島のあたりは

父が入院した病院があった場所、

そして最期に救急で運び込まれた別の病院の近くなので、

川面を見ると やや複雑な思いもよぎるのですがね…。

 

 

 

思い切って駆けつけてよかったです。

自分の好きな路線を再確認しました。

これまで買い集めた図録、

洋画のはみな処分してもええわと思いました(笑)

 

 

写生帖が何冊も展示されていたことが何より嬉しかったです。

 

 

 

現地に足を運ぶこと、

実物を自分の目で見ること。

やはり、感じるエネルギーが違います。

 

自分の行動力と、

好きな絵からのパワーと

豊かな時間の使い方をできたことが

しみじみ嬉しい、初夏のひとときでした。

 

 

そして

 

時間差で(仕事帰りに)同じ会場のモネ展を見たイチコと

待ち合わせて…ふふふ

サラダとラッシーとアイスクリームもついてました^ ^

チーズナンが美味しすぎた!!!

明日からダイエット⭐︎