…なんだか桃太郎のようなタイトルですが…



雨の中、娘と一緒に出かけようとしたら

行く手の地面に ぶっといミミズが。


悲鳴を上げるイチコ。

え、私?…んなミミズくらいで…


そこから思い出話にワープ。


(注: 我が家は7年前まで三重県で暮らしていました)




イチコ

「(高校の)通学路、異常にカマキリが多かった〜!

それが車に轢かれてあちこちでペッタンコになってて、

叫びながら避けて歩いたっけ…

なんで◯高の周りって、

あんなにカマキリ多かったんやろ?」


「そりゃカマキリくらい おるわさー。

だって学校行くまでの草むらに、

普通にキジおったやん。」


イチコ

「そうやった! ほぼ毎朝見かけた!」



「それに、サルもよく出てたよね〜」


イチコ

「そうそう!休み時間に

『◎△先生の車の屋根にサルが乗ってるので、

生徒は駐車場へ近寄らないように』って放送あって、

爆笑したわぁ」




…どれほど のどかなのさ(^^;



6年前  前の前の住まい近く(四日市)



虫が苦手だと、田舎暮らしはなかなか苦痛ですね。

私は蝉や甲虫、カマキリは好きだけど

コオロギが苦手。


家までの長い坂、足元の雑草から飛び出す虫。

中学生イチコはバッタ、

私はコオロギにきゃあきゃあ言いながら

登った、あの夏の日。



当時の借家の近くに池があって

トンボはたくさんいたなぁ。

うちの前の通りは「トンボ道」で

よくギンヤンマを待ち受けたっけ。

黒い羽がオーロラ色に輝くチョウトンボの

優雅な羽ばたき…捕まえたいけれど

水面から離れず全然こっちに来てくれない。

よく焦らされたものです。。


…っていいオトナが童心に返って

子どもより夢中になってトンボ捕り…

田舎社会の日常、隣近所やオットと

キツいことも多かったけど

子どもの心で過ごせば、おおらかな日々だったなあ。




そんな頃


小学校登校しぶりのニイスケを車で

(渋る子と歩いて行くには挫ける距離)

学校に送る時に、よく聴いていたアルバムから1曲。



17年前に自損事故を起こし、

元々運転に反対していた母に詫びてハンドルを手放したけど、

8年の時を経て三重で再び車を運転することにしたのは

子どもがひとり増えたこともあるけど、

この「最寄駅まで徒歩30分の家」への転居と

ニイスケの登校しぶり。


──ネガティブが、

力になったんやね…。




ニイスケ、あの頃も今も変わらず

私の運転する車の、後部ではなく

助手席に座る。


…音楽を、ふたり 横に並んで聴く。


差し向かいだと言葉に詰まっても、

並んで座れば 話せることもあるよね^_^