中日の岡田俊哉投手が、2023年2月22日の試合で右大腿骨骨幹部の骨折をしました。
投球時に大腿骨骨幹部骨折というのは、少し考えにくいケガです。
受傷時の動画を見ると、足を滑らせてという感じではなく、踏み込んで体重がかかった時に受傷しているように見られます。
考えられるのは、
疲労骨折、筋収縮などによるものが考えられますが・・・
大腿骨骨幹部が、疲労や筋収縮により骨折したとなると、かなり稀な例です。
投手では、内転筋を痛める例が多いかことから、
投球時の接地時では、大腿骨の外向き(外転)のトルクが大きくなり、内転筋の遠心性収縮で制御していると考えられます。
ですので、内転筋の機能が低下すると、骨性の制御が大きくなり、大腿骨骨幹部に負担がかかることは考えられます。
これにより疲労骨折が生じる可能性は、あるのかもしれません。
また、筋の強い収縮力で骨折する場合も、あると言われます。
高齢者の転倒による骨折は、転倒した衝撃だけではなく、転倒を防ぐために踏ん張った時の強い収縮による骨折もあると言われています。
しかし、投球動作ですので、不意に過剰な収縮が生じたわけではないので、この可能性は低いと思われます。
疲労骨折だとすると、オーバーワークやコンディショニングなどの問題があるかもしれません。
いずれにせよ、少し考えにくいケガなので、原因や要因がわかるといいと思います。
順調な回復を期待しています。