エンドゥさんの動画 WW2・沖縄戦の真実についての動画を視聴してから

牛島満さんについて 少しだけ調べてみた

 

 

1944年・現在からもう80年以上も昔の話

そのためか 当時の人たちとの感覚・常識観のズレを感じてしまう

命よりも誇りやメンツ……とまで極端じゃないけど いろんな決断に際してかならず考慮しなければならない要素としての暗黙の共通認識があるような

人命軽視な残酷さや頭でっかちで胆力が無いわけでは決してない けどソレへの配慮の分だけ力や知恵が削がれてしまっている

沖縄に配属された軍人たちの実務能力や指揮能力も その当時の状況では最適解といえる人員でもあった

補給や陸海軍の認識の違いなどの問題はあったけど 現場は指揮官から住民までしっかりまとまってた

それなのに……あの悲劇となった

沖縄住民をできるだけ多く虐殺する この戦乱をできるだけ長引かせ悲惨なものにする

そんな悪魔じみた裏工作が最大の元凶ではあったのかもだけど その捨てきれなかった「メンツ」が悪用されてしまったのも事実だと感じる

 

なのでこの沖縄戦 明治維新時の会津篭城戦と大いに被って見えた

あの時の悲惨 すべての罪業をおっかぶされてしまった会津藩・住民たちの無念

それが廻り巡って 沖縄で因果応報してしまった……と

どうして沖縄と会津がつながるのか?

どれだけ足掻こうとも味方や望みが絶たれていく まるで運命だったかのように虐殺が行われてしまった

そんな悲惨さの相関しかないけど 薩摩と会津の因縁決着としても上手く円を描けてるはず

本当は徳川幕府や天皇家がその復讐を受けねばならなかっただろうけど 念を逸らしておっかぶせるのは彼らの十八番

そしてその逸らしの技法として 「メンツ」を教育して刻み込んでおいたのかも

 

あと気になったのは 日本VSアメリカ

この対立構造で考えてしまうと この本の内容や教えられてきたよう・帝国軍人的な性質が悪く転がってしまったと納得してしまう

でもそもそも こんな殺戮や憎悪されるほどの悪因縁が二国間にはなかった

欲に駆られたとしても 人間の度を越してしている

スレ違いはあっても敵同士ではなかった その対立の大前提が大きな間違いだった

ソレを外して別の視点で見てみると 納得させらればさせられるほどおかしな考えだったと分かってくる

日本VSアメリカの対立構造に嵌め込もうとした勢力こそ 真の大敵

どんな軍隊も他国との戦争に備えたもの

どれだけ人間としての成長を促してくれたとしても 最後はそこに囚われてしまう

真の大敵を見出したのなら 軍隊は捨てねばならない

たとえ誰かから強制された無理やりであったとしても 軍隊を捨てたことは勝利だったのかもしれない

色々といいように弄られ軟弱さにゲンナリしてしまうけど まだ生き延びてる・未来がある

ソレが正しい決断だったことの証拠になる……のかもしれない

 

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