孤独は楽しいと言うよりは楽な感じ。
同じ楽という漢字を使ってはいるが、
感情的には全く違う種類だ。
孤独は楽しい、
この感情は喜びに近いもの、
子供がはしゃいでいる風景を思い浮かべて
しまうが、もう一方の楽は気持ち的に
落ち着いてゆったりとした状態に近い。
それに比例して孤独感も変わってくる。
孤独感は悲しみや苦しみと言った傷ついた
イメージを持ってしまいがちだが、孤独が
楽と言うことになると、それに伴う孤独感も
安らぎに近いイメージに変わっていく。
楽になるためには、そこに到達するため
自分にとって楽と思える状態がどんなものか
を探っていく必要がある。
楽を得るには不快感を感じなければならない、
不快感を感じることで楽を知ることができる。
その不快感は
今まで生きてきた自分の垢の存在。
それを洗い落とした先に
楽を得ることができる。
洗い落とすと言うことは、
自分と向き合うことであり、
対話することである。
向き合うまでに時間がかかり、
対話するまでに時間がかかる。
一度得た楽も風化してしまえば、
不快へ戻っていく、常に自分を見つめていく
姿勢を保たなければ楽を得ることはできない。
孤独は一人を孤立するのではなく
楽を得るための状態。
孤独感の究極の感情は、
安らぎに近いほっとする楽な感情。
時代と共に人の生活環境の変化で、
孤独感の常識は様変わりとなっていく。
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