弱い弱いと、
何度も何度も、
心の中で、口の中で、唱えても
弱さは、変わることはないのです。
弱さを、実感するだけで、強さに変わること
はないのです。
独りあなたは、弱さを唱えることで、答えを
導き出そうとしているのかもしれません。
あふれていく弱さの思いが、耐えきれずに
一つずつ重さとなって、孤独感という闇へ
零れ落ちていくのです。
もう独りの自分が、励ましの言葉を送って
くれると、それはいつなのかと待つような
期待感だったのかもしれません。
しかし、あなたのこぼれて落ちていく当て
のない弱さを、飲み込むだけなのです。
それはお前が考えろと、冷めた言葉が闇の底
から、あなたに向けられるだけなのです。
あなたはその言葉に、寂しさと悲しみの孤独
を感じたのかもしれません。
弱さがお前だけのものかと
常に口にする言葉が、思いが、弱々しさを
漂わせていることに、嫌気が指したもう独り
のあなたが感じたのかもしれません。
お前にはそれしかないのかと
お前には、それしか言うことが出来ないのか
と
後ろに一歩、また一歩と後ずさりして、背中
を見せて、立ち去ろうとするもう独りの自分
の目が上から見ていたのです。
顔を横に向けて、鼻で笑い歩き出して
あなたのそばから、立ち去っていくのです。
その姿は闇の奥へと進んで、徐々に小さく
なって、小さな光となって
消えてしまったのです。
あなたは動くこともできず、手で掴もうと
しても、届くことはなかったのです。
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