暑さが落ち着いてきたせいか(本当に?)、脂肪吸引の相談が増えてきています。
最近、意識的に太ももや二の腕の脂肪吸引の症例写真を中心にアップしていました。
理由としてはいくつかあるのですが、他院でトラブルが頻発していて見ていられなかったというのがいちばん大きかったです。特に太ももは麻酔も施術も難しい部位になりますので、トラブルが起きてしまうとそのリカバリがー大変ですので患者さんのストレスも大きなものになりがちです。もちろん技術的な要因もありますが、半分以上のケースでは施術前の担当医との打ち合わせをしっかりと行なっていれば回避できたのではないかと思われるものでした。
当院では相談は全て私が担当していますし、相談では良いことばかりでなくデメリットについても包み隠さずお話しすることで、患者さんが正しい判断をできるようにしています。

ただ、最近はお顔の術後トラブルについての問い合わせの方が増えてきているので、しばらくはお顔の脂肪吸引の症例も紹介してこうと思っています。
今回の患者さんのデータは以下の通りです。

29歳・女性
身長 151cm
体重 42kg
BM I18.4

数値だけ見ると、そこまでボリュームのある方ではありません。
ただ、術前写真を見て見ると、

【施術前・前から】

よく見ていただくと、二重アゴがけっこう目立っています。
また、フェイスラインと首の境目が分からないため、顔が長く見えてしまっています。特に外1/2についてはフェイスラインがまったく見えません。
私の目線で細かく見ると、バッカルファットと思われるホホのボリュームも気になるところです。
以上のことを頭に入れながら、下の画像を見てみてください。


【施術前・横から】

こちらの方が分かりやすいでしょうか。
あご下のボリュームが多いため、フェイスラインと首の境目が分かりません。
口元のバッカルファットの重たさも横から見るとかなり目立っています。

フェイスラインがはっきりしていないことは、小顔に見せるためにはかなりデメリットが大きいです。
ヒトは目の高さからフェイスラインまででお顔の大きさと認識しますので、「フェイスラインがはっきりしない=かなり下の方で認識されてしまう」と、骨格的にどれだけ小顔だったとしてもお顔が長く見えてしまうわけです。

今回は、
・フェイスラインをしっかりと作ること
・バッカルファットもしっかりと取ることで口元をスッキリさせること
・変化感は大きくなることが予想されたため、たるみ対策をしっかりと行うこと
という3点を重視して施術を行いました。施術は、ホホ+あご下の脂肪吸引とバッカルファット切除、そして内側フェイスバンド(糸リフト)を行い、施術自体は静脈麻酔でぐっすりと眠っている間に行いました。


【施術後1週間・前から】

とてもスッキリしました。フェイスラインの外1/2にもしっかりと首との境目ができました。
二重アゴも改善してフェイスラインがシャープに見えます。
口角も上がって見えるようになり、これもまた見た目のプラスイメージに貢献してくれています。
キルシェクリニックのデザインでは可能な限り口角が上がる仕上がりになるようデザインしています。
数段小顔になっていますが、もちろん骨は一切いじっていません。
患者さんご本人の骨格を最大限生かしたデザインと施術を行っているだけです。
以前からお伝えしていますが、骨切りは最終手段であり、脂肪吸引で解決できることもたくさんあります。


【施術後1週間・横から】

こちらもとても大きな変化が出ています。
あご下の脂肪がほとんどなくなったことで、アゴができていること、そして全く見えなかったフェイスラインがしっかりと出てきたことが変化としては大きいでしょうか。
首にはまだ内出血のあとが黄色く見られます。また術後1週間ですので、ダウンタイムとしてはこのくらいが標準といった感じでしょうか。


【並べて比較・正面】


【並べて比較・横から】


こうやって並べて見てみると一目瞭然ですね。
1週間でこのくらいの変化が出る方も結構多いです。
これから1ヶ月・3ヶ月に向けて、さらにスッキリと変化していくことが予想されます。
私たちも仕上がりが楽しみです。

ではなぜ、キルシェクリニックのお顔の脂肪吸引ではこのように「短期間で大きな変化」が出るのでしょうか。数年に1人の奇跡の1枚ではなく、毎年何人も安定してわずか1週間でここまで大きく変化が出せるクリニックは少ないです。
考えられる理由としては大きく分けて2つあります。

1)ダウンタイムが少ない
キルシェクリニックのお顔の脂肪吸引は、比較的少なめのダウンタイムと言われています。実際に他院の症例写真と比較するとダウンタイムは軽いように見えます。だからこそ、1週間目の抜糸の日にお越しいただいた症例写真を積極的にお見せすることができます。
ではなぜダウンタイムが少ないかという点ですが、毎年100回は同じ質問をいただくベイザーやアキーセルやシリンジを使っているからでも、画像加工しているからでもありません。施術技術の高さという点はもちろんのこと、以下の点については他院には負けていないのかな、と思っています。
・私が特注している吸引管がほとんど
吸引管はとてもたくさんの数を持っていますし、実際に使っています。太さや長さ、吸引の穴の位置や数、曲がっている角度や位置などを細かく変えたものを準備しています。
難しい部分の処理については、その部分それぞれに必要なベストな吸引管を選んで使うことができるため、無理して脂肪を吸い取るという場面がほとんどありません。その結果としてダウンタイムを少なくできています。
・局所麻酔の組成もオーダーメイド
局所麻酔薬の濃度や量などについても、患者さんそれぞれで細かく調節しています。これもまたダウンタイムの軽さに貢献してくれています。
・麻酔の技術
私自身が麻酔科専門医と麻酔科指導医を持っていますので、しっかりとした麻酔を提供しています。一般的な美容外科では呼吸管理などで対処できる範囲が狭いために浅い麻酔をかけがちですが、キルシェクリニックではしっかりと深い麻酔で施術を行っています。
浅い麻酔だと患者さんが動く(=筋肉も動いて傷つけるリスクが上がり、実際に内出血も増える)ためダウンタイムが大きくなりがちですが、当院は深い麻酔で施術を行うことでこういった部分でもダウンタイムを軽減しています。

2)デザインの差と技術の差
脂肪吸引は目や鼻の施術よりもデザインの自由度が高い施術なため、術者のこだわり(クセ)による差が出やすい施術です。キルシェクリニックの脂肪吸引も、同じようなイメージ感で仕上がっている症例写真が多いと思います。逆にいえば、同じ先生の脂肪吸引の症例写真を何枚か見てみて方向性が掴めないドクターは、技術的に安定していないのではないかという疑いを持って見る必要があります。
脂肪吸引全体に言えることは、「たくさん取ったから良い仕上がりになる訳ではないが、変化に必要な最低限の量は存在する」ということです。どれだけデザインにこだわっても必要量が吸引できなければ変化は出ませんし、たくさん取ってもデザインが悪いと見栄えが悪いということになってしまいます。この辺りのバランスはとても大切ですし、この部分で相性が悪い(=自分の好みではない)クリニックを選んでしまうと後悔するケースが多いのかもしれません。
キルシェクリニックには最小限のダメージで仕上げるだけのデザインのノウハウがあり、またそのデザインを実現させ大きな変化を最小限のダメージで吸引するための技術があるからこそ、こういった短期間で大きな変化が出せていると思っています。

以上の通り特別なことはしていませんが、一般的な美容外科医より
・医学的知識(特に解剖学的知識)が豊富
・麻酔科専門医&麻酔科指導医というアドバンテージ
・医療に誠実(お金儲けに走らない)
・必要な機材にはお金を惜しまない
という点については他院には負けないという自負を持って日々の診療に臨んでいます。
このあたりが今回のタイトルへのお返事という感じでしょうか。

写真1枚、口コミ1件に飛びつくのではなく、こういったブログをしっかりと読み込んできていただける方にとっては、相性の良い方が多いと思っています。
相談にも時間をかけていますし、正しく判断ができるように医学的な知識もデメリットまで隠さずに説明していますので、ボリュームの多さに悩んでいる方も、痩せてはいると思うけれどさらにスッキリさせたい方もお気軽にご相談ください。






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