一昨日、太ももまわりの脂肪吸引を受けた患者さん。
本日、圧迫解除にお越しになりました。

キルシェクリニックの太ももの脂肪吸引では3日目(施術翌々日)の診察が必須となっています。
これは安全の確保という大切な理由があります。
術後にトイレを我慢するために飲む水分量を絞り、脱水の状態になっていると、圧迫をご自身で外すことで一時的に意識がなくなってしまったり、気分不良が起きることがあります。
そういったことの無いよう、圧迫解除前の診察で脱水が認められる時には、必ず点滴をしてから圧迫解除を行っています。

ネットでトイレの回数を減らすために水分を絞ったという内容のブログなどがたくさんあるようなのですが、脱水になると体調はどんどん悪くなりますし、深部静脈血栓(ロングフライト症候群)などで命に関わる危険性も増します。
トイレの回数を減らすために水分を絞るというのは、間違った術後管理ですのでご注意ください。
しっかりと水分を取ることは大切ですし、室内を歩くくらいの運動は施術当日から必要です。
もし痛みなどで動けない場合でも、ベッドの上で足の指を動かしたり足首を動かすことは積極的に行うようにしましょう。
これは当院・他院の施術問わず、ご自身の安全のためにとても大切なことです。


今回の患者さんは遠方からお越しだったのでホテルに滞在されていたのですが、今日は何してたのー?と聞いたところ「原宿に行ってかき氷をたべてきました!」とお話をされていたそうです。
5500ccの脂肪吸引を受けた当日は少し顔色が悪かったのですが、今日はとても元気そうで良かったです。
このくらいの元気がある方は、当院の場合ですと半分ちょっとでしょうか。
とはいっても、3日目に来るのが大変で大変で・・・という方も、ほとんどいらっしゃいません。
3日目の圧迫解除の行き帰りでお買い物に行かれる方、結構多いです。
そのくらいダメージの少ない施術と麻酔管理を行えているという証明でもあります。

今回は吸引量が多かったため、念のため血液検査を行いましたが、ヘモグロビン(Hb)という血の濃さは、施術前14.0→施術後12.0という良好な数値。
他の検査データも良好でした。
早期回復に鉄分が少し不足していたので、鉄分補給だけお願いしました。
ここまで細かいフォローをしていくのが、当院の強みです。

脂肪吸引の吸引量は、出血との戦いでもあります。
吸引量が増えると、出血が増えます。
また施術時間が長くなると、出血が増えます。
長時間、たくさんの脂肪を吸引する場合が、もっとも出血が多くなり、ヘモグロビン(Hb)値が下がります。
Hb8以下で貧血症状がはっきり出だし、Hb6を切ると命の危険がありますので、当院では術後のHbが10を下回らない施術を目指していて、どれだけ下がったとしても絶対にHb8.5は割り込まないようにしています。
また、術後の圧迫や全身状態のケアも丁寧に行います。
脂肪吸引の施術では、命に関わる危険性は絶対にあってはいけないというのが当院の考え方です。
医療行為には100%ということはないため、不可避なものもありますが、避けられる危険は徹底して回避します。
脂肪吸引は人生をかける大きな施術ですが、命をかける施術ではありません。


当院も夏休みモードに入ってきたせいか、先週末くらいから脂肪吸引が増えていますが、すべての症例で安全に施術を行えるよう、いつも以上に細心の注意を払っています。
休診日明けの明後日からも連日脂肪吸引がありますので、1例1例丁寧に頑張ります。
お盆の枠も、かなり埋まってきてしまいましたが、まだ何例かはお引き受けできそうです。
悩まれている方は、お気軽にご相談くださいませ。






2017年7月の休診日
1(土)・5(水)・9(日)・13(木)・18(火)・19(水)・25(火)・28(金)

2017年8月の休診日
1(火)・5(土)・9(水)・17(木)・21(月)・22(火)・26(土)・31(木)
















メールでのお問い合わせは
info@kirsche.tokyo
(クリニック運営全般)
または
kirsche.mekata@gmail.com
(院長直通医療相談)
まで!

お問い合わせフォームもございます。
コチラからどうぞ!


メールやフォームは堅苦しくて苦手!
という方へ、カカオトークもございます。
カカオトークID:mekata



107-0052
東京都港区赤坂2-17-58
赤坂福住ビル3階
キルシェクリニック
03-6459-1661
診察時間:10時から19時
休診日:不定休