娘と自閉症児の出会い | amimamaのブログ

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ゆったり流れる日々の中にある 小さな幸せ!!






娘が、中学一年生の春。

同じクラスに、

その男の子はいました。

運動部に入り、習い事も続けていた娘は

超!多忙!

家族揃って、夕食を囲むのは

何時も、9時~10時。

でも、毎日、嬉しそうに

学校の話をしてくれていました。

ある時

(○○君て言う人がいてね、いつも、私のそばに

くっ付いて来て、可愛い!可愛い!って言ってくるんだよ~)

って、笑いながら話していました。

(嫌じゃないの?)

(別に~色々解らないことがあるみたいだから)と、、、。

数日後

担任の先生がピンポ~ン!

何事かと思って、取り敢えず

(いつもお世話になります)とご挨拶すると

いきなり

(申し訳ございません)

??(えっ?)とお話を聞くと

〇〇君が娘にべったりで、頭を撫でたり

ほっぺを撫でたりしているとの事。

(注意しているのですが、自閉症なので、、、)

と、言葉を濁しました。

(〇〇君の事は聞いています。

自閉症の事は知りませんでしたが、娘が嫌がっている

様子は無いので、大丈夫ですよ~)と、、。

(そう言っていただけると、本当に助かります)と

深々と頭を下げて帰られました。

熱心な先生!!


帰ってきた娘に

先生が心配して来てくださった事。

〇〇君が自閉症の事。

そして

〇〇君のように、心が綺麗な子に

気に入ってもらえてよかったね。と

話た記憶がある。

あの頃

子供達の間で(ハブク)という言葉が

蔓延して来て、

ちょっと気に入らなかったり、

様子が違う子を

数人でつるんで?

徹底して(ハブク)生徒達がいた。

そして、そういう子供達は

大人の前では、良い子に振る舞う。

絶対に

そちら側に付く子には

なって欲しく無かった。

そちら側につかないと

ターゲットにされ

陰湿な(いじめ)。


〇〇君は、2年生になると

特別学級に編入になりましたが

それまで、ずっと

仲良しで接した娘を

一杯褒めてあげたように思う。

ちょっと、違うから

側に行っちゃいけないとか

関わっちゃいけないとか

偏見に満ちた目を、子供達に教える

大人って、間違っているし、大嫌い!


数年前の昼間

もう、成人した〇〇君から

初めて、家に電話がかかってきた。

(〇〇ですけれど、〇〇ちゃんいますか?)

? ?    あの〇〇君? ?

(ごめんね。お仕事で出かけているけれど

どうしたの?中一の時仲良しだった〇〇君でしょう?)

(えっ!おばさん僕のこと知ってるの?)

(うん!知ってるよ~学校で何回もお話しした事があるよ)

(そうだった??何か、急に思い出して電話したんだ!)

ちょっと、声が弾んで嬉しそう?!

(娘に言っておくね。元気にしてる?)

(うん!色々あるけど、元気だよ、、、じゃあ又~)

最初で、最後の電話だったけれど

しっかり、大人になったんだな~と

感慨深い思いで嬉しかったな。


その夜、娘にその事を話すと

(ふ~ん。どうしたんだろうね?!でも、元気そうで

良かったね)なんて、笑っていたような?!

相変わらず、ドライなお返事(笑)

こんな時

旦那様はいつも、笑顔で

黙って聞いています。


女の子ですから

何かあったら、、、と

細心の注意をして育ててきたけれど

真っ直ぐな気持ちで

人を見る目だけは、持ち続けて欲しかった。

お陰様で、大人になって

ちょっと、危ない感じの人とかを

見抜く力が、備わったと思う。

街で後をつけられたり、声をかけられたり

携帯をいじっているふりして写メを撮る人、、。

邪悪な心を隠し持っている人。

一目で解る!って

笑いながら言ってます。

(本当かな~??)


誰にでも、同じ笑顔で接する事が出来るって

とっても素敵!ですよね。

娘に教えられた事が一杯!

私も、ずっと

そんな大人でいたい、、、。





リビングの

(アレカヤシ)に寄り添う鳥のオブジェ!

真っ直ぐな眼差し?!笑

南国の鳥?!