優しい風景、、、。 | amimamaのブログ

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ゆったり流れる日々の中にある 小さな幸せ!!





ご近所の、素敵なご夫婦のお話。


御夫人は、娘が幼かった頃から、お花が大好きで

とても、品の良い、素敵な笑顔の方でした。

毎日、お庭で過ごす事が多く、

通りかかると、必ず、お花の手入れをなさっていました。

四季折々、沢山のお花を植え、

見事に、手入れされた、お花達、、、。

道行く人に、にこやかに挨拶をされて、

アフガンハウンドを飼っていた事もあり、

親近感があり、娘は(お花のおばちゃん)と呼んでいました、、、。


旦那様は、いつも

その様子を、にこやかに

縁側に座って見守っていて、

優しそうな方。

ご夫婦だけの、暮らしです。


或る日、、、子供の様に可愛がっていた、アフガンハウンドが、

病気で亡くなったと、、、、風の便りに聞きました、、、。


それから、、、お花達は、、、枯れて行き、、、

すっかり、片ずけられ、、、家は、、、閉め切られ

姿を見かけなくなり、、、、。


数年が経ち、、、或る日突然ご夫婦で

腕を組んで、毎日、朝晩、、、お散歩する様になりました。

奥様が、ぶら下がる様に、旦那様の腕にしがみつき、、、

笑顔で、お話ししながら、、、、お散歩しています。

その様子が、とても素敵で、

思わず、笑顔で、挨拶をしたくなる感じでした。

???

旦那様は、相変わらずの優しい笑顔、、、。

でも、奥様の様子が、、、、。



それでも、毎日、キラ君のお散歩の時お会いするので、

(お早うございます!)と、、、。



風の便りに、、、奥様が、アルツハイマーにかかっていると

聞きました。

何だか、、、涙があふれてしまって、、、、


奥様が、入院していた事や、

旦那様が、一生懸命介護して、リハビリで歩いていることや、

何も、解らなくなって行くのに、安心し切って

楽しそうに、お散歩する奥様の表情が、、、、、。

一瞬のうちに、解ってしまい、悲しいけど、

素敵だな~って、、、、。



更に、風の噂に寄ると、若かりし頃、

旦那様が、横恋慕して、強引に結婚なさったんですって、、、キャー!!



奥様、、、、シアワセですよね。

良い結婚生活をされて来たのですよね、、、、。

お子様も、一人いらっしゃるのですが、遠方に、、、、。


毎日、毎日、、、

お二人の姿を見て、、今日も元気!って安心して、、、。

良いな~って、

シアワセをいただいてます。



そんな奥様の様子を、

同世代の未亡人の方達は

(みっともない!)とか

(あんな風になりたくないね~)と

言います。

人って、何時からそんな風にしか

思えなくなってしまうのでしょう、、、、?!

聞きたく無い、心ない言葉、、、。



誰がどう言おうと、、、

私が毎日見かける、お二人のまわりは、

雨の日も、風の日も、、、、

おだかな光が射していて、温かいんです、、、。

優しさに満ち溢れている。


誰もが、迎える老いの時。

あんな風に過ごしたいって、

切に思ってしまいます、、、、。

遠くて、近い、、、未来、、、、。



昨日、継母が、急に亡くなりました。

4月にお花見に連れて行って以来、会っていませんでした、、、。

継母の娘の所に遊びに行っていて、、、急に、、、、。

痴呆も進み、糖尿や、水頭症等の持病も

抱えていましたが、臥せる事無く、

吐瀉物を喉に詰まらせての、窒息死だったそうです、、、。

涙は、、、出ません。

継母に、いじめられつずけた、幼い頃の自分に、、、、

やっと、決別した、、、、、感じ、、、です。


嫌いだったけど、憎しみの感情を持たなかったのが、、、

救いでした、、、。

優しい大人になれたのは、、、、早くに亡くなった、、、、実母が

優しい人だったからだと、、、、思います。


父が、心配でしたが、

思いのほか、元気で、、、、悟り切った、、、表情を、していたので

ちょっと、安心しました、、、。食欲も、あります、、、。

今日の、お昼も、完食しました。

あれだけ、涙もろくなった父に、、、涙はなかった。

人の命って、、、本当に儚いです、、、、ね。


お寺さんの都合で、

通夜、告別式は来週になりました、、、。

それまで、実家のお掃除に、、、、、通います、、、。

家事が大嫌いな人だったので、

お客様を、お迎えしながら、

綺麗にして来ます、、、、、。


でも、旦那様や、キラ君に、不自由な思いをさせない様に

家の事も、、、、きちんと、、、、やります。

私には、温かい帰る場所があって、

本当に、シアワセです。