パーク*ライフ(吉田 修一著) | amimamaのブログ

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ゆったり流れる日々の中にある 小さな幸せ!!

この作品、以前直木賞を受賞した作品。

(パーク*ライフ)と(Flowers)の二作が収められている。

パークライフの方は、

日比谷公園の決まったベンチで過ごす、仕事の合間の

時間が好きな主人公の話。

まだ、(草食系男子)と言う言葉が無かった頃の作品。

淡々と、過ぎて行く日常を描いているが、、、

あまり、く人と関わる事が好きではない主人公。

特に、親しい友も無く、欲しいとも思わず、

休日には、一人でのんびりするのが好き。

公園の、ベンチから見ている景色も

淡々と描かれているが、、、微妙に変化して行く。

少ない登場人物との、ここでも、微妙な

距離感。

とにかく、淡々と、、、淡々と、、、、

こういう若者達が、増えているって事なんだろうな?!

と、思う。(草食系)

私達が社会人になった頃とは、

明らかに、違う。

右肩下がりの社会で、難なく生き抜く方法、、、。

深く、人とつきあわない、、、

淡々と、何となく、我が道を行く、、、。

読んだ後、いろいな事を考えさせられました。

もう一方の(Flowers)

こちらは、深過ぎる付き合いの中に或る

落とし穴、、、みたいな、

ちょっと怖い、かなり怖い、

あり得ないけど、あるような

ドキドキの展開!

2本仕立ての意味をきちんと、

メッセージとして、読み手に届けて

いるんだなと、納得した作品でした。


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