こんにちは。
千葉県流山市のファーストサイン講師で元・司書の中村ともみです。
わたしの住んでいる流山市では
ソメイヨシノは咲き終わり
いまは八重桜が見頃になっています。
毎年、美しく咲きほこる桜の花。
きょうはそんな桜の花をめぐる思い出について
おはなししたいと思います。
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一年に一度、
その優美な姿を見せてくれる満開の桜。
この桜を
あなたは
この先の人生で何回、見られるのか
考えたことはありますか？
あと、40回？ 50回？
運と健康に恵まれれば60回は
見られるかもしれません。
でも、そのうち
わが子と一緒に見られるのは何回でしょうか？
公園の桜の木の下で遊ぶわが子を
その息づかいが感じられるほど近くで見られるのは？
改めて問われると、
それは思っていたよりも多くはないことに
気がついたのではないでしょうか？
私事ですが、
4月には実母の命日がありました。
母の病気が見つかったあとすぐ、二人で
桜で有名な公園で夜桜見物をしました。
翌年は、
母の病室から桜を見ました。
柔らかな春の日差しに誘われて
霞のように咲く桜並木を眺めていましたが、
ベッドに横たわる母の瞳にそれが映っていたのか
定かではありません。
桜が散って数日後、
母は息を引き取りました。
あれが、母と見た最後の桜になるとは
思ってもみませんでした。
わたしと母のようなケースは稀ではありますが、
まったくないわけではありません。
もっと一緒に桜を見たかった
そんな後悔を残さないようにするためにも
一期一会の桜を楽しんでくださいね。
