PTAの加入問題を巡り全国で問題となっています。

 共働き家庭の増加・二世帯住宅を前提としたPTAの活動量など多くの要因が重なり、PTAが現代社会のニーズに合っていない実態があります。

 

 PTAの加入ですが建前上では「任意(加入する・加入しないの権利は保護者にある)」となっています。ところが任意にすると「PTAに入らない」という人が増えるのを学校やPTA幹部が恐れていることもあり、「PTAに加入しないと保険に入れない」・「子供がPTA行事に参加できない」など理由をつけて子供を人質に取って加入させる行為が後を絶ちません。

 

 PTAに本来行政側が果たすべき業務を丸投げする行為は賛同できません。

 PTAを様々な観点から改善しようと奮闘されている方に敬意を表するとともに、このブログでもPTAに関する問題を取り上げていけたらと存じます。

 

 ここから本題に入ります。

 PTA問題は行政側の対応が悪く問題を根深くされている実態があります。PTA問題に対して行政側が真摯に取り組み、共働き家庭や片親家庭であっても活動しやすいよう取り組まなければなりません。PTAは制度上「任意」なのですから、やむを得ない事情がある場合は役員選出の対象外にする・PTA会員でなくても児童には不利益を被らないようするといった取り組みが今求められています。

 

 PTAと学校問題を考える会の記事はPTA問題について真摯に考えている素晴らしいブログです。

 しかし、一つ残念な点があります。

 

 「先生は学校の仕事で国民の平均所得よりも高額な収入を得ているのだから生徒に感謝の気持ちを込めてPTAとは関係なくコサージュをプレゼントすればいいと思います」PTAと学校問題を考える会の一部分から)

 
 という部分です。
 なぜ残念なのか、先生がとった対応と先生の給料は全く別物だからです。
 
  このブログでは公務員の賃金に関する内容を取り上げています。公務員がとった対応で不利益を被ったからと言って「給料をゼロ円にせよ」、松山の友達のように「中小企業より高い給料をもらいやがって」と僻む対応は大人として取ってはならない対応なのです。
 
 まず「学校の先生は国民の平均所得より高い」という問いに答えていきます。
 一見支給額は仰られるように高いですが、実働時間と業務との成果を兼ね合わせたとき高額な収入とはいえません。
 
 学校の先生には企業と異なり、平日に有休をとることは基本的に難しいです。また、中学校になれば休みの日にはクラブ活動の指導(実質ボランティア活動)・授業の質を向上させるため、先生たちの自主的な勉強会があります。これらには残業代がつきません。その代わりに基本給に調整手当をつけることで対応しています。調整手当というものが実質先生の残業代です。調整手当で残業時間を出してしまえば、残業代が数百円というのも珍しくありません。
  
 地域によっては日教組(学校の先生が加入する労働組合)に加入しなければならない場合もあります。この場合、連合の労働組合に加入することになるため、選挙時になれば連合が推薦する候補者の演説会の参加、組合員・退職者OBに対してオルグ活動が課されます。
 
 先生によっては、保護者や生徒に強権的に対応してくる場合もあるのですが、労働条件については無法地帯です。場合によってはブラック企業顔負けのものです。
 ブログの管理をされている方の発言、「(先生の)給料が高いんだからコサージュ位生徒に出せばいいだろ」は到底容認できません。
 
 「自分より(給料が高い)条件がいいのだから文句は言ってもいいだろ」的な意味が伝わり、私は心象を害してしまいました。
 賃金アップには他力本願を改めることの内容と重複するのですが、行政職員が行った対応と賃金に関するものは、いくら腹が立ったとしても切り離して考える必要があるかと思うのです。
 
 これができなければ、せっかくいいことを言っているのに理解されなくなってしまいます。
 伝え方というものは、とても重要です。伝え方によっては正しくても相手の感情を害すると伝わらなくなるリスクがあります。今回のコメントされた主の方はそこをしっかり考えてほしいのです。
 
 厳しいことを書きましたが、今後もPTA問題については注視し「PTAいじめ」がなくなるようこのブログからも訴えていきたいと思っております。