わたしは占いが好きです。
占いに救われて今の自分があると思っています。
だから、占い業界にご恩返しをしたいのです。
占いが好きな人にもっと占いを楽しんでもらえるように、占い師になる方法も包み隠さずお伝えしてきました。
これまで、たくさんの占い好きな人、占い師さんに出会いました。中には意欲も才能も持ちながら、占いを止めてしまう人がいました。
占いよりも好きな楽しいことが見つかったのならいいのですが、占いを好きなのに、続けられない人を何人も見て来て、「もったいないな」と思っていました。
どんなときに占いを止めたくなったのか知りたくて、アンケートをしてみました。みなさまからいただいた様々な理由をまとめて、わたしなりに対策についても考えてみました。
アンケート結果とコメントも含め、占いを止めたいと思う理由を大きく3つ
1・占いの学びの難しさ
2・体と心の不調
3・仕事として続ける難しさ(稼げない)
に分けられると感じました。
占い好きがアマチュア占い師になり、やがてプロ占い師になるとして、3はプロになってからの問題となりますが、1と2は、学ぶ途中でも、プロになってからもくりかえしハードルとして何度も現れます。
占いの学びの難しさ
アンケートでも占いの難しさを挙げる人が一番多かったです。
占いを好きではじめた人の4分の1が、「難しくて止めたくなってしまう」のです。
わたし自身、30年以上占いを学び続けていますが、昔は情報も本もなく、おまけに地方出身だったので大変でした。今の時代は、学ぶ人にものすごく手厚く、恵まれていると感じます。初心者向けの本がたくさんあって、学校も講座もあるし、オンラインでも学べて、無料動画もあります。
だから、ライトに占いを楽しむ人が増えています。
占いはプロだけのものではなく、ひとり占いをしたり、お友達を占ったり、気軽に誰でも楽しめるものだと思うのです。
これから一番力を入れていきたいと思っているのは、そういう方々へのサポートです。初心者に優しい講座やテキスト、そして気軽に見られる動画やSNSでの情報発信を、これからももっとしていきたいと思いました。
またこれも同じく占いの学びに関する項目ですが、13.5%が、占う相手がいなかったから止めようと思ったと回答しました。
これに関しては、SNSを使えば、わりと簡単に解決できるはず。「無料で占いします」と投稿すればいいのです。わたしも新しい占いを覚えるときはSNSで無料モニターを募ったりします。また、フォーチュンカード・マーケットなどのように、個人で気軽に出店できる占いイベントも増えています。
もっといろんな人を占ってみたい!という気持ちがあれば、道はひらけるでしょう。
体と心の不調
そして今回のアンケートで、2番目に多かったのが、占い関係でトラブルがあったからという理由です。
トラブルのせいで、メンタルを病んだ、心が折れた、だから止めたくなったということで、これは広い意味では、「心の不調」に含まれると思います。トラブルがあっても平気な人や、逆に相手をやりこめてしまう剛毅な人もいるので。
トラブルを避けることも大事ですが、トラブルで折れない心の強さも大事なのです。
占い師さんには、クセの強い方、エキセントリックな方もいらっしゃいます。個性的な先生方との付き合い方がわからない、誹謗中傷を受けたという方もいました。
また、占い師同士ではなく、相談者さんとトラブルがあった、あるいはさまざまな占い相談にメンタルを病んでしまった、というコメントもありました。不倫や不和、悩みや迷いを聞くのがつらくて止めてしまう人もいます。占いは、人の心の暗黒面とも向き合う仕事です。
メンタルが強くなければ続けられません。
また、体の不調で占いを止めることになったという人も、わたしも実際に何人も知っています。
占いを、特に仕事として続けていくには体力も必要です。
これは本当に、わたし自身、年々強く実感しています💦どんなに能力があってもご縁があっても、体と心がついていかなかったら、占いの仕事は続けていけないのです。
この問題に関してわたしが思う対策は、なによりも「自分の体と心を優先」です。
なぜなら、占いは、「何才でも」「いつからでも」「何度中断しても」、再開しようと思ったそのときにできるからです。
世の中には、若さが必要なジャンルもあります。キャリアが中断すると大きく遅れてしまう業種もあります。
けれど占いは、特に仕事にするならば年配者であるほど有利です。キャリアが中断しても、自分のペースで続けていけます。鑑定人数や鑑定年数は、中断をはさんでも足していくことができます。
そして、中断した間に体験したことは、決して無駄にはならないのです。人生経験を積むほど、より深く、より味わい深い鑑定ができるようになっていくのです。
ですから、心と体が不調なときは、無理せずお休みするのがいいと思います。
そして、人間関係のトラブルなどの場合は、やはりちょっと特殊な業界なので、同じ占い業界の先輩占い師さんが頼りになります。占い業界ならではの特殊な例として、「悪霊を飛ばされる」などの霊的なトラブルもあります。実害がひどい場合は、警察や弁護士さんに相談しましょう。その場合も、証言してくれる仲間がいれば助かります。
仕事として続ける難しさ(稼げない)
職業占い師になったのに止めてしまう一番の理由はこれからもしれません。
占い師はひとりひとりが、個人事業主です。
館に勤めている場合も、館の社員ではなく、館と契約して場所を借りて営業する形になっています。
ですから、占いの仕事を続けるには、占いの技術だけでなく、事業主としての能力も必要になってきます。
集客や営業だけでなく、マネージメントや経理、決算もひとりで行います。
他の個人事業主、エンジニア、ライター、クリエイター、個人経営の飲食店などと同じです。
これに関しては、わたし自身今も試行錯誤中です。
占いの学び方だけでなく、占い師としての仕事の続け方についても、情報共有し、発信していきたいと思っています。
最後に。今回のアンケートで、一番伝えたかったこと。
「中断しても、いつでも、いつからでも占いはできるから、あせらないで」
アンケートに答えてくださったみなさま、ありがとうございました。これからも、ご一緒に占いを楽しんでいきましょう✨️
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