空気読めることが大事という空気があるけれど。

(と、空気を読まずに発言)

空気を読まない人が、大ホームランを打つことがあります。

大ホームランは、まわりを気にしすぎては打てないのです。

空気を読む人は、まわりを読み過ぎて、

「目立つと叩かれるかな?」

「これはまだ早いかな?」

「変に思われるかも」

と、空気を壊すような失敗はしないかわりに、みんなをあっと言わせるような大活躍も難しい。

 

逆に空気を読まずに

「目立ってナンボ!」

「誰もしてないから今のうち!」

「誰にどう思われても気にしない!」

と思う人が、誰も考えないような、考えたけれど状況を見て止めたような企画にチャレンジします。

もちろん失敗してしまうことも多いし、みんなから「何あれ…」と指さされることもあるでしょう。でも、それがうまくいくと、一躍「成功者」になるのです。

 

成功者と空気読まない人は紙一重。

でもひとつだけ、重要な違いがあると感じます。

 

成功する人も、失敗して消えていく人もたくさん見て来ました。

成功する人は、空気は読まない(読めない)けれど、失敗したときに、人の言葉を聞いて、立ち止まって考えるのです。

たとえ自分に1ミリも非がなくても、最終的に成功する人は、自分自身の「やり方」や「タイミング」「伝え方」を変えればうまくいくかもしれない、と考えます。

変えることができるのは自分だけなのですから。

 

逆に失敗して消えていった人に共通していたのは、

「○○のせいで失敗した!」

と誰かを敵にして憎む言葉。

もちろん、世の中には敵もいるし、憎むべき相手もいます。

それでも「相手を変えることはできない」のです。

これはすべてに通じる無情な鉄則。

「相手が悪い」「自分は悪くない」としか考えられないならば、失敗して消えていきます。

そして、また別な場所で失敗をくり返し……。

みんなが悪い。業界が悪い。世界が悪い。

自分は悪くない。

と、どこかで今も毒づき、世界を呪っているのでしょう…。

 

空気を読まなくても成功する人は、自分を変えようとします。

空気なんか読まなくてもいいんですよね。

自分を変える勇気さえあれば。

そこがすごいなぁと、長年見て来て思います。

 

わたし自身も、いまだに失敗ばかりです。変わる勇気を持ちたいです。

 

 

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