ホロスコープには、人生が描かれているなぁとあらためて思った話です。
ホロスコープの円は、4分割することができるのですが、
昼の上半分は社会、下の夜がプライベート。
東は夜明けの方角で、命が生まれてくるから自分自身。
東の反対側、西は、太陽が沈んでいくところですから、自分の終わりであり、また自分に相対する他者や敵対する人物を表す場所でもあります。
そこまではいいとして。
西は「結婚相手」を表す場所でもあるのです。
「ん?」と思いませんか?
結婚相手であり敵?
結婚相手=自分じゃないのです。
正反対の180度。結婚とは、自分にないものを欲し、他者と結びつくことです。
人は自分と違うところに惹かれるのです。磁石のSとNみたいに。
東洋占術の五行でも、同じ五行同士の比和は悪くはないけど引き合うわけでもない。
異なる性質を持つ者同士の結びつきとは、錬金術的な「聖なる結婚」でもあります。
配偶者は、友達じゃないし同志でもなく、むしろ敵同士か、あるいは180度反対側にいて、相手を欲しつつお互いに永遠に理解し合えない切なくも切実な関係なのです。
さらに、南と北は何かというと、ホロスコープで東の1ハウスを自分としたとき、母親を表す10ハウスも、父親を表す4ハウスも、本人を否定するスクエア90度となります。
父も母も味方じゃない。少なくとも自分と同じではない。
自分を否定しようとする親を、乗り越えないと、子どもは大人になれないのです。
ホロスコープはもちろん、ひとりひとり違うけれど、「ホロスコープ」の仕組みと形そのものが「人生」を表しているのです。
ちなみに西洋占星術の角度=アスペクトはこんな感じ。
0度コンジャンクション…一緒に泣き、一緒に笑う
60度セクスタイル…協力し合う
90度スクエア…否定する
120度トライン…励ます、力づける
180度オポジション…正反対(違和感、惹かれる)
自分の中にある角度も、人のホロスコープとの角度も、同じく見ます。
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