ルノルマンカード占いを学んでいる方の「教科書は1冊にしぼったほうがいいの?」というお声に、真剣にお答えいたします。
占いの本の著者という立場からは「たくさん本を読んで欲しい!」と言いたいところですが…、学びの段階によって違います。
具体的にお伝えしますね。
初心者の場合
まずは初心者として占いを学ぶ段階。
ここでは、できればいろんな本に触れて欲しいのです。
なぜなら、先生によって本によって、テイストが全然違うからです。
A先生の本ではいまひとつだった人も、同じ占術のB先生の書ではスムーズに学べるかもしれません。
同じ占術を学ぶ場合でも、先生によって、教え方、覚え方、細かい内容が違っているのです。
トリプルKは、ルノルマンカードを推す占い師コラボですが、細かいところではカードの解釈がそれぞれに違います。トリプルKの講座を受けてくださった方にはおわかりと思いますが、教え方も違います。
明るくハキハキと教えてくださるカレン先生。
丁寧に細やかに具体的に伝えてくれる香先生。
マニアック度高めの高橋桐矢。
本にも、それぞれの性格と特徴が反映されています。
ルノルマンカードを学ぼうとする場合。
せっかくの学びたい意欲を活かしてくれるテキストを選んで欲しいのです。
できれば3人と、さらに鏡リュウジ先生の本も、どの本が読みやすいか、読み比べてみて欲しいのです。
試し読みだけでもかまいません。
そして、自分にとってベストな教科書を見つけてください。
中級者の場合
「この本でルノルマンを学びたい」と思える本と出会えたら、その本で、学んでください。
他の本を読まなくても、その本1冊で十分です。
他の先生の他の本には、違う解釈や違う読み方が載っていますが、この段階であれこれ読み比べても混乱してしまいます。
その先生の本を何度も読んで、講座があれば受講して、質問して、深めていってください。
先生が進める参考図書があれば読むのはありです。
先生の教えに従ってください。
上級者の場合
ひとりの先生にしたがって学んできた人は、どんなに上達しても、「その先生のコピー」にしかなりません。
先生以上にはなれないのです。
けれど、それ以上を目指すならば。ルノルマンを学ぶ全員にぜひ、その上を目指して欲しいので!
できるだけたくさんの、違う先生の本を読んでください。
違う解釈、違うスプレッド、違う考え方に触れてください。
戸惑うかもしれませんが、当然です。ルノルマンカード占いには、正当な唯一無二の占い方などないのです。それぞれの先生方がそれぞれに違う占い方で占っているのです。
違うテキストを読んで、違う解釈、違う占い方に触れて、自分が取り入れたいものだけを、チョイスして取り入れましょう。
やがて、誰とも違う自分のオリジナルな読み方ができるようになってゆくでしょう。
その頃には、あなたはいつのまにか、最初に読んだ先生を「越えて」いる自分に気づくはずです。
1冊読んだだけでは決して到達することのできなかった高みに、自分がいることに気づくでしょう。
ルノルマンカード占いの本、以下どれも、それぞれ丁寧で初心者にもわかりやすいテキストです。
「秘密のルノルマンカードオラクル」鏡リュウジ 夜間飛行
美麗カード付。1枚ずつの説明が丁寧で分かりやすい。
「ザ・ルノルマンカード」香 説話社
1枚ずつ、コンビネーション、グランタブローと全方向対応。
「ルノルマンカードの世界」桜野カレン・伊泉龍一 駒草書店
スタイリッシュなカード付。コンビネーションの説明が丁寧。
「実践ルノルマンカード入門」高橋桐矢 ワン・パブリッシング
美麗カード付。各カードの深掘り解説あり。
学びのお役に立てますように✨️
質問があったらいつでもお声かけください✨️