わたしはあります、苦笑。めちゃくちゃ恥ずかしいですよね、最悪です(↓絵に描くとさらに恥ずかしい💦)。でも教えてもらったおかげで、それ以上恥を晒さなくて済みました。
なぜ、こんなことを思い出したかというと、先日リブログした「あなたの旦那さん問題」。について考えていたのです。
もし友達の旦那さんが浮気しているのを見てしまったら、友達に伝えるかどうか?という話。つまり聞かれてないことを伝えるかという話なのですが。
これって占いに限らず、人との距離感の問題ですよね。
たとえばわたし、長年占い師をしておりまして、占い師としての心得などをお話する機会があるのですが。たまに、SNSで新人占い師さんの活動を見ていて、「あらら〜、これはしないほうがいいのにな〜」と思うことがあるのですが、…言わないです。SNSだけでつながっている関係性だったら、ネガティブなことをわざわざ伝える必要はないかな、と思ってしまうので。
実はわたし自身、若かりし頃から、空気を読まない無双者でした…汗。パンツにスカートどころでない(今思うと)恥ずかしいことを多数しでかしておりました。そして当時は、誰にも文句言われないんだからいいでしょ!と思っていました。恐ろしい…。
今ならわかります。
誰も指摘してくれなかったのは、指摘するほど、親しい関係ではなかったから。
唯一当時、わたしのNG行動について指摘してくださっていたのは、師匠だけでした。そのくらい、近い関係でなければ、ネガティブを指摘することって、できないのです。
だから、パンツにスカートを指摘してくださった見知らぬ女性には感謝しています。
親切心からの指摘が「余計なお世話」と思われてしまう場合もあります。
昔、「スカートからシュミーズでているわよ!」と指摘してくれたおばさまがいました。
でもそれはファッションだったのです。わざと出してたのです。レースがスカートから出て見えるファッションでした。ヘソ出しファッションも着崩しファッションも。
わざとしているのかもしれない。
ただ、ヘソ出しファッションも着崩しファッションも、眉を顰める人がいるのは事実です。
良く思わない人もいるわけです。
本人は「カッコイイ」と思っていても。
「余計なお世話!」と思われそうだから、わたしは今、言わないことが多いです。
指摘することって、嫌がられることはあっても、感謝されることは少ないですから。
「間違ってる」「変だよ」「もっと良い方法があるよ」という話は、ある程度関係性が深い人からしか、言ってもらえないのです。
若かったわたしはこれを知らずに、「人に言われないから大丈夫」「言われないんだからわたしは悪くない」とずっと思っていました。
もちろん、常にまわりの空気を読んで合わせるべきとは思いません。時と場合と相手による、としか言えないでしょう。
ただその結果、多分、かなり損をしていました、わたし。
今思えば。
わたしは占い師なので、占いで見えたこと、知ったことをどこまで伝えるか?についていつも考えています。
この問題にも唯一の答はありません。
その人によって、事情によって違うので、その時々、リアルな相談者さんと向き合って、悩みながら考えるしかないのです。
どこまで言うか問題、単純なようで、実は結構、深い問題です。
相談者側から、どちらかを選ぶことはできます。占いを受けるときに占い師に告げればいいのです。
「質問したことだけ、教えてください」
あるいは
「ネガティブなことは知りたくないので、ポジティブなことだけ教えてください」
と指定することもできます。
あらかじめこんなふうにハッキリ伝えてくれたら占い師も楽ですよね。
あるいは逆に占い師の側から
「ポジティブオンリー鑑定にしましょうか?」
「辛口、やや辛、ふつう、やや甘口、激甘鑑定、どれにしましょうか?」
と選んでもらうこともできます。
わたしの場合。
いつも基準としているのは、
相談者さんが「幸せになれるかどうか」です。
それを知って幸せになれるか?
たとえば、一番最初の話。パンツにスカート巻きこんでいる場合、一刻も早く伝える方が、本人の幸せになりますよね。
では、占いで、旦那さんが浮気しているのが見えたとき。
相談者である奥さんが、どういう状態なのか?
浮気していることを知って、前向きに自分の人生を生きていこうと思えるのか?
それとも、知って後悔するのか。
問題の度合いにもよりますし、受け取る相談者さんの性格も関係してきます。心配性だから知らない方が幸せなのか、知ることで前向きになれる強い人なのか……。
そういうことを総合的に判断してお伝えします。
占い師には、占い結果をお伝えするのに、そこまで考慮する必要があると思うわけですよ…。
占い師、単純なように見えて、奥深い仕事です。
だから、やめられないのです✨️
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