ジオマンシーには、対応する方位があって、「失せ物探し」や、ラッキー方位に使うことができます。
↑「大地からの16の神託 ジオマンシー占い」(説話社)には、2種類の対応方位を載せています。
なぜ、2種類の対応があるのか、どういう対応なのか質問いただいたので、ご説明しますね。
まず、12方位の対応は、
ジョン・マイケル・グリア氏の「THE ART AND PRACTICE OF GEOMANCY」に掲載されている、伝統的な「失せ物探し」用の方位です。
16のシンボルが、ひとつかふたつずつ12方位に配置されています。ペアとなるシンボルが反対側に配置されている場合(西の「竜の頭」と、東の「竜の頭」)や、同じ方位にふたつ(東北の「大吉」と「小吉」)だったり、隣に配置されている場合(「獲得」は東南東で、「喪失」は南南東)もあり、法則性はわかりませんが、経験則による配置なのかもしれません。
もうひとつの4方位の対応は、スティーブン・スキナー氏の「Geomancy in Theory & Practice」に掲載されているもので、各シンボルの四大エレメント火風水地が、それぞれ南東北西に対応しています。各シンボルが持つエネルギーが東西南北に対応しているという考え方で、分かりやすくスッキリしています。
2種類の対応を見比べてみると、「人々」と「道」が両方とも北に配置されている点と、「少年」が東、「竜の頭」が西である点が共通していますが、ほかはバラバラです。
ラッキー方位なら、4方位のほうがいいかもしれません。
失せ物探しとしては、12方位のほうが合っている可能性があります。念のため、両方の方位を探してみるのもありと思います。
それぞれに使える理由があるので、書籍には両方の方位を掲載しました。(↓ページそのままアップはできないので、チラ見せでごめんなさい!)
参考になれば幸いです。
ジオマンシーには方位のほかにも、「失せ物が見つかる場所」というのもあります。歴史の古い占術だけあって、そういうところが面白いし実用的!と思います。
今回は、方位のご質問にお答えしました。ジオマンシーの質問ありましたら、どんなことでもお気軽にお寄せください。
わたし自身もさらに学びつつ深めていきたいと思います。
↓昼と夜のジオマンシーカードも好評いただいています!