わたしが一番最初に書いた、仕事の占い原稿は、知り合いの占い師さんの下請けでした。もちろん名前は出ない原稿です。

占いの原稿を書きたいというわたしに、友達がその占い師さんを紹介してくれたのです。キーワードをもらって、指定された文字数の原稿を書くというのを、何年かしてました。

 

その次は、お世話になっている占い師さんがmixi内で原稿書ける人を探してたので、手をあげました。そこでは十年以上書いてました。多いときは1週間に何十枚も、たくさん書きました。

 

そして自分の名前の出る原稿は、占い関係者が集まるパーティで出会った編集者さんに依頼されて初めて書きました。その編集さんには、今もお世話になっています。

 

先日、「書ける占い師になる西洋占星術基礎」講座をして、占いの原稿を書きたいという人が、思った以上にたくさんいることに驚きました。

昨年行った第1回講座では50名以上、今年1月の同じ内容の講座にはなんと100名近く受講者が集まりました。西洋占星術の人気が高まっているのもありますけれど、とにかく、書きたい人がたくさんいるのですよね。

 

書いて人に読んでもらうだけなら今すぐ誰でもできます。ブログもSNSもありますから。

実際、ご自身のメディアで書いている人も大勢います。

そういう意味では、現代は、かつてないほど「誰でも気軽に書ける」時代なのです。

 

そんな中でも、今でもやっぱりハードルが高いのは、「仕事として書く」こと。

書いてお金をいただくこと、です。

どこでどうすればそういう仕事ができるのか、占いライターになる方法が一般に知られていないのには理由があります。

身も蓋もなく言ってしまうと、コネだからです。

わたし自身の占いライティングの仕事も、ほとんどが「知り合いから」でした。

排他的ですね……💦

そういえば、1月からはじまったSNS新サービス「Clubhouse」に注目が集まると同時に、「知り合いから誘われた人」しか入れない、排他性が批判の対象にもなりました。

ライターの仕事にも、そういうところがあります。

血も涙もない言い方をすれば、「つながりがある人しか」仕事できないのです。

(↑という文章を、血の涙💦を流しながら書いています。わたしもつながりが無い人だったからです💦)

 

あなたに仕事依頼がこない理由(←わたしに仕事依頼がなかった理由、です)

 

長いことずっと、わたし自身つながりがなくて書くことを仕事にできなかったという悔しさが、今、よい文章が書ける人が、つながれるよう手助けしたいという原動力になっています。

 

今回「書ける占い師になる西洋占星術基礎」講座では、受講された方全員に、講座終了後に、主催のザッパラスさんの占いライター募集の窓口をご紹介しました。

 

審査もあるし、応募するには結構な量の資料を読み込まねばならないので、そもそも応募する人がいるかどうか……と思っていたのですが、その後ご報告をいただきまして。

審査を通過して、数名の方が、占いライターとしてお仕事することになったそうです!

 

すご〜く嬉しかったです。

 

占いライティングとしては単価の低い、名前も出ない仕事ですが、それでも最初の1歩です。

まずは、ある程度の量を書けるようになって、ウエブでの原稿のやりとりにも慣れて、それを継続することができたら、ひとつの「実績」になります。

 

ブログやSNSではなく、ちゃんとお金をいただいて書いた原稿があることが、次の仕事につながる、自己アピールになります。

 

いつか、講座を受講してくださった方々と、占い雑誌やウエブ記事で、ご一緒出来たら、本当に本当に嬉しいなぁ……。

 

 

 

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