プロになるのにかかる期間。
究極のところ「人それぞれ」なのですが💦
一応の目安は欲しい、という声も増えてきました。
それだけ、職業として、そして副業としての「占い師」に注目が集まっているということなのでしょう。
わたし自身、著書「占い師入門」↓など、占い師という職業を知ってもらうための活動をずっと続けてきたので、嬉しく思うと同時に、「そんなに簡単じゃないよ?」と思う部分もあります。
占い師には、資格も免許もありません。
お金を払うから占って欲しいというお客さんがいたらもう、プロの占い師です。ただしプロとして、どのくらい収入を得られるかは、能力によって、働き方によってピンキリです。
今回はその前の、人を占えるレベルの技術を学ぶのにどのくらい期間がかかるのか、ということについて考えてみます。
まずは占いの種類によってものすごく違います。
たとえば、占いの王道といえる、西洋占星術。○○座はどんな性格というくらいならすぐに覚えられても、三重円ホロスコープをサクッと読み解けるようになるには数年はかかるでしょう。それほどに、覚えるべき項目が多い占術なのです。
四柱推命、九星気学、紫微斗数占い等、生年月日から占う「命術」はどれも相当の年数がかかります。
タロットカードは、もう少し早く覚えられそうです。78枚のカードの意味を覚え、展開して読めるようになるまで、数ヶ月でいけるかもしれません。
今話題のルノルマンカード占いやコーヒーカード占いは、初心者に優しい、簡単に覚えられる占術として人気です。例えばコーヒーカード講座では1週間おきに初級、中級、上級まで学べばひととおりの知識が身につくようにカリキュラムを組んでいます。
ルノルマンカードは36枚、コーヒーカードは32枚ですから、1日1枚覚えるとすれば約1ヶ月。実際に、1ヶ月で占い師デビューした人もいます。
ただし。だからといって、
「なるほど〜1ヶ月で占い師デビューできるんだ♪」と思われたら、困ります。
占いの知識があることと、実際に占えるのとは、違います。
少しでも占いを学んだ人ならわかっていただけるはずですが、「知っているけれど、占えない」という状態があるのです。
占えるようになるには、一にも二にも、実占経験を積むことです。1ヶ月でデビューされた方も、どしどし無料占いをしたそうです。
昔は、占い修行で通りすがりの人を無料で占って不審者扱いされたという話もありましたが💦、今はネットで手軽に無料占いができるよい時代です。
そして最後に。一番大事なことを。
1ヶ月で得られる技術には、1ヶ月分の価値しかありません。
当たり前のことですよね。
そこでとどまらずに、学び続けて、何ヶ月も何年も経験を積んでいける人だけが、占いの価値を高めていけるのです。
1ヶ月で到達することができるのは、プロ占い師のほんの入り口です。
その奥には、深く広大な占いの世界があります。
例えば占い館に所属するには、マスターするのに相当時間がかかる命術も必要となります。
さらにプロの占い師は、プロになってからもずっと学び続けています。自分の占術を深めつつ、他の新しい占術を学ぶ人もいます(実はわたしの占い講座にも、プロの占い師さんが多数参加してくださっています)。
職業としての占いに興味を持ってくださったのならぜひ、手軽なところで満足せず、占いの世界をより深めていってほしいと思います。
そして、プロ占い師になるつもりはないけれど占いが好きだから、もっと知りたい、という理由で占いを学ぶ人が増えているのは、ものすごく嬉しいです
プロにならなくても、自分が迷ったとき、悩んだとき、家族や親しい人が困っているとき占いを知っていると役立ちます。占いは人生を豊かにしてくれます。
先日も、占いにあまり興味なかった知人が、
「最近迷ったときはジオマンシーしてるんだ、点々……って。当たるよね〜」
と言っていて、内心(やった〜)って思いました(笑)。
もっと、いろいろな形で、占いを楽しむ人、占いに親しむ人が増えていくと、嬉しいなぁ!
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