今回は、グランタブローの上下の読み方について解説しますね。(ルノルマンカードもコーヒーカードも同じです)
グランタブローでは、占われる人を表す「本人カード」、気になる人を表す「相手カード」(または問題を表す「キーカード」)が、上下左右「どこ」に出ているか? が大事なのです。
まずは、上と下、について基本的な理解。
万人共通の、体感、直観的なことをおさらいします。
上は、軽い、明るい、届かない、遠い、淡い、空っぽ
下は、重い、暗い、手で触れる地面、固い、ふみしめる
この感覚は実際に上を向いたり下を向いたりしていただければ実感できるものです。
(そういう意味では左右よりもわかりやすいですね)
つまり上には、非現実的、空想、理想という意味、下には、現実的、堅実、実体験、などの意味があります。
この上と下を、何の上と下ととるかで、実は2つの読み方があるのです。
本人カードを中心として上下をとるか、4段(5段)並んだグランタブローの上の段と下の段ととるか。
下の図は、32枚のコーヒーカードまたは、36枚のルノルマンをすべて展開し、四角く並べたものです。
①、②とも、本人カードがグランタブローの1番下の段に出ています。
(並べたカードの奥が上で、下が手前になります。描かれたイラストの上下と同じです)
①の、本人を中心として上下を考えると、グランタブローには、本人と同列と「上」のカードしかない、となります。
②の、グランタブローの上下で考える方法だと、本人は1番「下」に出ているということになります。
この場合の中心は、本人ではなくグランタブローの真ん中の段です。
例を出して説明してみましょう。
例>同僚の彼に片思いしています。思いは届くでしょうか。本人カードは1番下の段、彼を表すカードは1番上の段に出ました。
①で考えると、この展開図には、本人とそれより上のカードしか出ていません。つまり、この恋愛に登場する同僚の彼も他の同僚も、いろんな要素が、本人から見ると、上にいて淡く遠く非現実的なのです。本人の下、現実には何も無く、恋に恋している状態と言えます。まして彼のカードとは遠いので思いが届くのはまだ時間がかかりそうです。
②で考えると、この展開図で、本人は1番下の段にいます。つまり、この恋愛に登場する同僚の彼や他の同僚、いろんな要素を比べた中で、本人が1番、現実的となります。この場合、「本人から見て」ではなく、お互いを「相対的に見て」であることに注意。同僚チームの中で、本人が1番しっかり者なのでしょう。ただ、彼とはお互いのカードが遠いので、当分は片思いのままでしょう。
この説明で分かるように、上下を語るには中心を決める必要があり、「何を中心」にするかはつまり、「何から見るか、視点」の問題でもあるわけです。そして、結果はほぼ同じになることにも注目。説明の仕方が変わってくるだけなのです。
「実践ルノルマンカード入門」では、上記の①の「本人カード」の上と下を説明しています。
「はじめてのコーヒーカード占い」では、②のグランタブローの上下を説明しています。
ルノルマンカードもコーヒーカードも、どちらの読み方でも占うことができます。
また②に近い③として、上下段を、上から、直観の「火」の段、思考の「風」の段、感情の「水」の段、感覚の「地」の段、と4つのエレメントに当てて読むこともできます(4段で展開した場合)。(カレン先生の書籍ルノルマン・カードの世界にも紹介されている読み方です)
上記の例をこの方法で読むならば、彼は火の列で直観の人、本人は地の列で感覚の人、彼は思いつきで動くけれど、本人は自分の経験や体験を大事に動くタイプ、と読みます。
ルノルマンカードもコーヒーカードも、「本人カード」という占われる人を決めて占うのが大きな特徴です。
(タロットで本人カードを決めて占う方法もあります)
本人から見て、どういう状況なのか、また、客観的に見て本人がどういう立ち位置にいるのか、を、グランタブローで占うとくっきり見えてきます。
グランタブローは本当に面白く深く占える占術なので、ぜひ、体験してみてくださいね。
↓ルノルマンカードとコーヒーカードを深めたい方におすすめ本(グランタブローの読み方はどちらも一緒です)
「はじめてのコーヒーカード占い」
オールカラーで図が多いので分かりやすいです
「実践ルノルマンカード入門」
カード付 文字量多く詳しいです
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