西洋占星術の深掘りの話、間があいてしまいましたが、ぼちぼち続けていきたいと思います。
今回は、ホロスコープがどういうものかわかると、何がいいのか、という話です。
以前、アプリで出した今現在のホロスコープが、ひとりだけ違うということがありました。惑星と星座の位置も現在時間の設定も合っているのに。
見てパッとすぐに「場所が間違ってる」と分かりました。
そのとき夜だったのですが、太陽が地平線の上にいたのですよ。これは昼の図です。
確認してもらったら、場所が地球の反対側に設定されていました。その場所では現在時間が昼だったのです。
(Bさんの図を出すつもりが、場所を間違ってAさんの図に)
こんなふうに、ホロスコープを立体的に理解できていると、間違いに気づくことができるんです。
生まれ時間が正確にわからない人のホロスコープを作るときにも役立ちます。
昼間生まれなら、太陽は、ホロスコープの上半分にいます。夜明け〜午前中生まれなら10〜12ハウス。お昼なら、9〜11ハウスあたり。午後なら7〜9ハウス。そして夜生まれなら、1〜6ハウスあたり。
生まれ時間がまったくわからない場合は、なるべく誤差を少なくするために一日の中間の正午でホロスコープを作りますが、その場合はもちろん、ハウスは読みません。
それからちょっと便利なテクニックをもうひとつ。太陽と月の位置で、その日の月の形がわかります。知っている人にとっては当たり前のことなのですが、知らない人もいると思うので。
太陽と月がオポジション(反対側)なら、満月です。
太陽と月がほぼ近くにいたら、新月。
太陽と月が90度だったら、半月。
ホロスコープを時計回りに見て近いのが、月→太陽なら、欠けてゆく月。時計回りに太陽→月なら満ちてゆく月。
これだけでも、結構なことがわかります。
ちなみに、どういう意味を持つかというと。
満月生まれの人は、太陽が表す人生の目的と、月が表す好き嫌いが、正反対の位置にあります。なにかをすべきと思うとき「それやって何になるんや」と自分ツッコミが入りやすいのですが、だからこそ、物事を客観視できる人なのです。
新月生まれの人は、太陽と月が同じ星座で、自分の中に矛盾がない人。周りからどう思われているかまで、気が回らず空気が読めないところがありますが、好きな道を突き進むときに、もっとも力を発揮できる人です。
半月の人は、人生の目的を表す太陽と、感情を表す月が対立しています。ものごとを極端に考えがちなところがあります。すこし強引なところはありますが、何か大きなことをやりとげるパワフルな力を持っています。
ホロスコープの深掘り、次はハウスの話です。
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