5月1日の0時から、日本の元号は、「令和」となります。

 

令和年代がどんな時代になるのか、改元時のホロスコープからみてみました。

 

 

まず、国家元首を表す太陽ですが、変化を表す天王星とオーブ7度の合で改元と読めますが、ほかにめぼしいアスペクトがありません。日付が変わる夜中の0時なので、太陽は天底に沈んでいます。改元の影響が表れてくるまでにはまだ年月がかかるでしょう。

 

改元の本当の主役という意味で注目したいのは、ホロスコープ中でもっとも多くのアスペクトができている、月です。

民衆を表す月は、ビジョンを表す海王星と合、そこにTスクエアとなっているのが軍事を意味する火星と拡大させる力を持つ木星のオポジション。不穏な配置は、気分次第で、右にも左にも大きく振れる不安定な時代を表しているのでしょう。

変動宮のTスクエアなので、あまり抵抗感なく、いつのまにか国の仕組みが変わっていくことになりそうです。

また月と海王星は経済を表す2室にあり、改元景気が実態のないバブルであることが暗示されています。

 

アセンダント近くに位置する土星と冥王星の合は、令和年間のイメージを表しています。土星の本来の星座である山羊座と破壊の冥王星から、格差はますます広がり、二極分化が進みます。

また月と海王星との調和角から、令和を代表するような、時代の寵児となるIT億万長者が誕生するのではないでしょうか。11室の木星と5室の火星から、令和時代を動かしていくのは、かつてのようにマスコミではなく、個人が発信するSNSでしょう。

 

そんな令和時代をどう生き抜いていくか、そのカギはやはり月にあります。

 

海王星と合の月は、スマートフォンで映像を発信する若者たちです。楽しみのために、夢のために撮って編集して発信していく映像が世の中の価値観を変えていきます。空想や夢が概念を変え、さらに現実をも変えていく時代なのです。

男性と女性、働き方、医療、お金、仲間……今までの当たり前が、SNSなどの映像がきっかけで、一気に変わっていきます。それこそが、太陽と合の天王星が意味する現代の革命なのです。

 

いつのまにか、そして軽やかに、世の中の常識が大きく変わっていく時代。

何十年か、何百年かあとに振り返ってみたとき、それが、令和という時代となるでしょう。

 

新時代を、見守っていきたいと思います。

 

 

 

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