ルノルマンカードを手に入れたなら、ぜひ、体験して欲しいのが、36枚すべてを使うグランタブローです。
36のシンボルは、ただ適当に集められたわけではなくて、絶妙な組み合わせでそろっているので、すべてのカードを使うグランタブローこそが、ルノルマンカードの真骨頂です。
グランタブローの実践例を、「ルノルマンカード入門」にも載せたのですが、カラーでないとちょっと見にくいかもしれません。
どうかぜひ、ご自身でカードを並べてみてください。
ルノルマンカードは、「見て」感じて理解できるカードだからです。
「ルノルマンカード入門」のP223の、Eさんの実践例を、並べてみました。
実際にたくさんの方を占った中で、とてもわかりやすくはっきりとでていたので、実占例に選びました。選んだEさんは、イケメンだけれど、特定の彼女はいません。理想の彼女との出会いを占いました。
展開したカードの並びが↓こちらです。
Eさんは男性なので、紳士カードが本人カードになります。キーカードは出会いを表す「騎士」。
ルノルマンカード占いは、人生の地図に例えられます。
紳士カードのEさんが、騎士という理想の出会いを得るために、どの道をゆけばいいのかが地図を見ればわかるのです。
「ルノルマンカード入門」P223では、ベストルートと考えられる赤線にそって読んでいきました。
けれどもちろん縦にも横にも行けるので、目的地までのルートは複数あります。
たとえば上の青線のルートを通ってみましょう。
紳士が鳥に向き合っているので、トーク力を生かして出会いを探すのは容易に思えます。隣の熊は、Eさんのプライドや行動力を表し、塔と犬から仕事関係からの出会いが友達関係に発展していきそうと読めますが、その下の棺で、そこから先に発展させるのは難しい、となってしまいます。
今度は下の青線ルートをたどってみます。紳士の下、指輪から真面目に結婚を考えようと思う真剣さは、四つ葉という偶然が味方してくれて良い出会いもありそう。しかし星は高すぎる理想を暗示し、なんのための出会いなのか雲に隠れて見えなくなり、棺でやはり中断してしまいます。
ゴールの騎士にたどりつくには、棺をさけて、樹木=関係性を地道にゆっくり育てていく道を通ることが必要なのです。さらにその左の十字架で自分自身を受け入れることも必要でしょう。
運命の地図を見ながら、ベストルートを探していく作業は、あらためて自分自身を見つめることでもあります。
ルノルマンカード占いは、運命を自分自身の手に取り戻すことでもあるのです。
ルノルマンカード、本当に、面白いです!
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