預言カフェって知っていますか? 「預言が受けられる」と一部で話題になっていて、なんだかよくわからないけどすごく面白そう! 機会があったら行きたいなと思っていました。


先日、用事があって吉祥寺に行ったとき、通りすがりに「預言カフェ」の看板を発見! これは行くしかない! ということで行ってまいりました。あとで調べたところ、元祖預言カフェは高田馬場なのですね。


吉祥寺の預言カフェは、駅からすこし離れた路地にあり、地下への階段を降りていくと、いきなりカレーの香ばしい匂いが! 「ここは本当にカフェ?!」と思ってしまいましたが、メニューにカレーがありました。


夜に行ったので空いていました。広々とした店内の中央に、ドリンクバーがあり、預言こみで飲み放題で、1000円です。ほかに自家製ケーキや日替わりカレーなどのメニューがありました。



預言は希望者のみで、受けたい人は、紙に名前を書いて待ちます。飲み物で喉をうるおしてしばらくして。エプロンをした店員さんが席にやってきました。
「なにか見ていらしたのですか?」
「いえ、通りすがりに……」
「え~! では高橋さん、イエス様からのお話をお伝えします」と、雑談もなしにいきなり預言がはじまりました。


預言カフェを運営しているのは、使徒的実現チャーチ東京というキリスト教系の教会です。預言、異言は異端とする考え方もあり、バックグラウンドの宗教に関してはさまざまな受け取り方があると思います。


預言は、最初は「イエスさまは高橋さんを愛してくださっています」と宗教的なお話から入りました。なるほどと思いながら聞いていましたが、「イエスさまは、心配しなくていいと言っています」という言葉にドキッとしました。


今回特に具体的な悩みはありませんでした。ただ、新しい仕事のこと、今後のこと、生活のことなどいろいろ不安に思っていたのは事実で、先のことを心配しすぎかなと自分でも感じていました。


「未来を考えるから不安になり、過去を思い出せばイヤな気持ちになるかもしれません。でも喜びは、未来でも過去でもなく、今この瞬間にあります。うれしい気持ち、喜ぶ心を大事に」


という言葉には思わず深くうなずいてしまいました。さらに、「がんばりすぎ。休んでいい」「学ぶことで人生が豊かになる」とも言われました。これまた、耳が痛いくらい、痛感してしまう内容でした。


同行者はまったく違う内容だったので、人によって預言の内容が違うのは確かです。裏読みすれば、わたしの見た目が真面目そうだったから言われた、という可能性もあります。

もし、そうだとしても、結果的に、今のわたしに必要な言葉でした。


宗教的なバックグラウンドがあることもふくめて、たとえて言えば、「神社のおみくじ」と思いました。


わたし自身は、どの宗教の信者でもありません。でも神社の信者でなくても、参拝しておみくじを引くことはできます。そして偶然引いたおみくじが、絶妙なタイミングで現状を当てていることもありえるわけです。今回の預言も、身構えず、真っ白な気持ちで「神様からの助言」として受け取りました。


今後も好奇心のおもむくまま、いろいろなところに行ってレポートしてみたいと思います!