「どうやって新人賞を射止めるか」というお題の、「若桜木虔先生×鳴神響一先生」の対談に、ゲストとしてわたしも参加してまいりました。


ゲストは、「日本ミステリー文学大賞新人賞」の石川渓月さん、「このミステリーがすごい!大賞」優秀賞の神家正成さん、そして対談の鳴神響一さんは「角川春樹小説賞」。わたし以外みな、新人賞受賞でデビューされています……汗!


まずは鳴神さんから、出版社から求められる人物像や、小説発想法へのヒントなどのお話があり、続けて、小説を書く環境、パソコンやワープロソフト、参考文献など、具体的な例……アイデアを書き留めるために常にメモ帳携帯しているとか(わたしも!)、メールで原稿やりとりするためセキュリティソフトは必須(わたしも同じく軽~いESET愛用しています!)等々、大変参考になりました。


それから会場からの質問を受けてのトークとなりました。

ゲストの神家さんは、武道をされていたことから、「型」の大事さをとてもわかりやすく説明してくださいました。石川さんは主人公を困らせる悪役の作り方を、ユーモアたっぷりに語ってくださいました。




開始前の様子。このあとすぐほぼ席が一杯になりました。




前列右から若桜木先生、鳴神さん、神家さん、司会の高木さん、石川さん。


あっという間の、とても濃い、2時間でした。


短すぎて、会場でお話できなかったことがあります。


新人賞を取るために必要なことはなにか?という質問。


他にももちろんたくさんありますが、わたしは最終的には、「書き続けられるか」だと思います。


鳴神先生は受賞するまで9年間かかったそうです。

わたしは、たぶん、20年近く公募に出し続けていたのですが、あらためて、今、落選した数を数えてみて、頭がくらくらしました。40回以上落ちてました……大汗。よくもこれで書き続けて来れたものです。新人賞デビューもできませんでしたし。小松左京賞努力賞受賞後、15年以上経ってから持ちこみデビューしたのです。


会場でもお話しましたが、書かないでいられるなら、それはそれで良い人生と思います。人生ほかにも楽しいことはいっぱいありますから。でも、公募に落ちても、本が出せなくてもそれでもどうしても書くことをやめられないのなら…・・。


一緒に書き続けていきましょう!


今日来てくださった方々、本当にありがとうございました!