SF設定のTRPG体験してきました!


誘ってくださったのは、手練れのゲームマスターで、評論家の岡和田さんです。


岡和田さんは、SF作家クラブ公式ネットマガジンで、エクリプスフェイズという世界観を共有するシェアードワールド小説を実験的に展開されています。わたしのSF小説を読んで、お声かけしてくださって、世界観を共有するには、TRPGを体験するのが一番!と、今回さそってくださったのでした。


わたしは、SF小説には挫折したし、TPRGは一度しかしたことがないし、大丈夫かしら……とドキドキしながら行ってきました。


エクリプスフェイズの舞台は、人間の身体が取り替え可能になった未来です。戦闘AIティターンズの反乱「大破壊」。人類絶滅の危機X-リスクと戦う秘密結社「ファイアーウォール」。太陽系惑星外の自治区域……。等、独特のこまかな設定があります。


まずは岡和田さんがエクリプスフェイズの世界観を詳しく説明してくれました。参加者の蔵原さんがキャラを作ってくださったので、コワモテの市川さんが「両性具有の美少女」を選び、もうお一方が「戦うブタ」、わたしが「二重人格の医師」、蔵原さんが「超能力者のジャーナリスト」になりました。


今回のシナリオは、辺境惑星の調査という比較的おだやかなミッションでしたが、開始早々、目的地に着く前の宇宙船内で、ありえない確率で戦闘開始!エイリアンとの戦いは、ゲームマスター岡和田さんと、蔵原さんの一騎打ちの様相となり、ようやく敵を倒したあとも、精神崩壊の危機に瀕し、「目が~、目が~!」と叫ぶことになったり、途中で戦うブタがいきなり消滅してしまったり、波乱万丈、スリルと興奮と笑いに満ちた旅となりました。


予定時間から大幅に過ぎましたが、最後には無事ミッションをクリアすることができました。


終わってから気付きました。そういえば、エクリプスフェイズの核心の、「心はソフトウェアで、身体は入れ物」という設定、全然使わなかった~大汗!


SFが好きで、でも書いても書いても認められなくて、自分にはSFはムリ……と思っていたのですが。やっぱり……宇宙!人工知能!トランスヒューマン!楽しいですね!またSFが書きたくなりました。


TRPGって、究極のごっこ遊びです。サイコロをつかって点数を出して、戦いやミッションの成否を計算して出していくところが違いますが、でも、参加者の方が、サイコロで偶然性を使って進めていくのは、TRPGの本質じゃないと力説されていました。となると、TRPGの本質はやっぱり、小説や演劇と同じく、別人格になりきって楽しむというごっこ遊びにあるのかもしれません。


貴重な体験をさせていただきました!ありがとうございました~!



SF作家クラブ・エクリプスフェイズ企画