俺はずっと君を探していた、先代が昔飼っていて見世物にした綺麗な落ちた天使を。

父から小さい頃からその天使の話を聞かされ一度だけ会って話をしてみたい、最初はそんな好奇心からだった。

でもいつしかその思いは恋心にも似た感情に変わっていった、会ったこともまして人間ではないものに恋心なんて。

それから大人になるその時まで必死に財力を強めて地位も名誉も手に入れた。

そしてあの日、君に出会えた。

いつも夢に見ていた天使に。

会ってみると想像よりももっと綺麗で儚いそんな印象を受けた、俺はすぐにでも君が欲しかった誰かに取られてしまう前に。

最初は警戒されて正直傷ついた、でも今までそう警戒せざるをえないくらいの仕打ちを受けてきたに違いない、だからこそ俺は君をそんな汚い場所から救いたかった。

やっと俺のものになった君は愛しくて愛しくて堪らなかった。

本当に見つけることができてよかった。


END