年を越しての2023年のブログ記事になります
2023年12月9日(土)
小淵沢のカナディアンキャンプ乗馬クラブで流鏑馬の試合があるため、遠征してきました。
早朝に起きてあずさに乗り込み、いざ、小淵沢へ
ところが、乗り物に弱い私。。。あずさに酔ってしまい、試合会場に着いても、車の後尾座席で休んでいました。。。リバースが止まらなくてご迷惑をおかけしました
数時間後、やっとなんとか立ち上がれるようになり、馬場に降りていくと、十和田乗馬倶楽部のスタッフが十和田から連れて来たお馬を下乗りして下さっていました
S先輩に伺うと、S先輩と相乗りの予定のニンタ君が、初めての場所に大興奮してて危険なので、スタッフさんに乗っていただいています、と
青森県の十和田乗馬倶楽部から13時間かけて馬運されて来たのは、月子姉さん、蘭ちゃん、ニンタ君の3頭。ニンタ君が1番歳が若いだけあって、1番ヒーヒー鳴いています
月子さんは試合慣れしていて落ち着いています。
蘭ちゃんもちょっと興奮気味ですが、さすがベテラン、きちんと馬自身が自分の気持ちをコントロールしています
馬って凄いですね
そんな中で1番若くて、自分を失っているニンタ君
可愛いんです
下乗りが終わったところでお昼になります。鞍を外すと汗でびっしょり緊張と興奮で変な汗ですしっかりタオルで汗を拭き取って、馬房にINニンタ君はいつも集団放牧なので、ここで個室に入れられて、また落ち着かない様子隣の馬房が月子ちゃんな事に気がつき、広い馬房なのに、月子ちゃんがいる馬房の方の壁にピッタリ寄り添っています。
私もお昼を食べられるくらいには回復してきたので、ニンタ君の馬房の側で軽く菓子パンをつまみます。決してニンタ君に触れず、声もかけず、近くにいるだけ。それだけで馬は安心してくれるはず、害のない人間の存在に信頼が増すはず、と言う私の独自の馬理論です
どうだったかな〜
さて、お昼過ぎ、前日練習のスタートです。先生が軽く乗ってくれた後に、乗り替わります。先生が乗っていると大丈夫そうなのですが、こんな興奮状態のニンタ君、私乗れるのと思いつつ
先生からのアドバイス
ニンタは今、常に十和田の他の2頭を探して落ち着かない状態ですが、
絶対に他の2頭を見せないこと
頼りになるのは同僚の2頭ではなく、乗り手であることを馬にしっかり知らせて、
乗り手に集中させること
この2点をしっかり頭に叩き入れて、ニンタ君がキョロキョロするのを宥めます。しっかり頭を押さえるところは押さえて、でもずっと頭を持っているとストレスが溜まるのでちゃんと前を向いたら手綱を許します
先生が
「あ、もうひとつ」
「ここカナディアンキャンプの馬とは、
馬沿いが悪いから、
それも気をつけて〜〜〜」
マジか
えっと、十和田の馬は見せず、カナキャンの馬とも近づけずですね孤独〜
馬場で軽く乗った後、いよいよ走路に入ります。
出走順が1組1番目だったので、走路に入るまで後ろを振り返ろうとする、蛇行しようとするニンタ君をしっかり抑えて、
「世界にニンタと私の2人しかいないよ」
とJポップか何かの歌の文句のような事を、ニンタ君に言い聞かせます
走路に入ってしまえば走る事に集中してくれるニンタ君、素敵よバンバンと首を叩き、いつも以上に大袈裟に褒め称えて、ニンタ君の自己肯定感を高めます。
ゴールすると1組目1番目なので他の馬がいない事でまたヒーヒー言うかと思ったら、意外と大人しくしてくれています。スタートを覗き込んで2頭を探すかと思ったら、ちゃんと前を向いて、耳は私の方をにピシッと向いていますなんと愛しい
それでも2番手が蘭ちゃんだったので、蘭ちゃんが走り込んでくると、人馬共にホッとします。蘭ちゃんの安心感よ
速歩、駈歩、素馳せ(弓を持って駈歩、撃ちません)まで済ませて、安定していたので、「次、撃ってみます」と宣言して撃ちます。
スタート係はニンタ君を下乗りしてくれていた十和田の先生。走路の入り口までゆっくりと常歩で行かせてから「GO」駈歩スタート
1的 外した
2的 的中🎯
と、ここでニンタ君が尻っぱねして爆走
3的 放てず
2走目でスタートに着くと先生から
「アオり過ぎですよ」と言われましたが、
「先生、私そんな勇気ないです
的中した音でニンタが興奮しただけです」
と返すと笑ってましたいつもと的の音が違うからか、落ち着いたように見えましたが、ギリギリのラインで耐えていたのが音で反応したのか、またはその両方でしょうか。
何走かして、ニンタ君を相乗りのS先輩に渡して、私も使役に入ります。S先輩も上手にニンタ君に乗って、ニンタ君もお仕事を立派にこなして、自己肯定感が増したかな
鞍を外すと、午前中ほどではありませんが、背中に汗がびっしょり興奮して緊張していたんですね頑張ったね、ニンタ、ありがとう
お手入れして馬房に入れて、バイバイ心細いニンタ君は月子さんサイドに寄り添っていました。可愛いね、ありがとうね、明日もよろしくね
続く〜
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