2023年3月5日(日)
月末に迫った流し旗の本番前の最後の練習。銀次君を掌中に入れたとご機嫌でいたら、突然のアクシデントが発生です
配馬の関係で、先導馬になって貰っていた翼君。でも翼君は本来、前の馬についていくセカンドリーダータイプ。
先導は嫌だリーダーは嫌だ
と駄々を捏ね始め。。。グズって動かなくなりました乗っていた馬友さんはとてもお上手な方なので、彼女が動かせないとなると、うーーーん。。。どうしよう
こうなると、午前中に「僕は1番前が良い」と爆走までして主張していた銀次君に先頭になって貰った方が良いのではそして私は今から先頭の場所を覚え直すのは難しい(フリは変わりませんが、各個での動作のシーンでは2番手の場所で覚えているので、今から覚え直す自信がなくて。。)ということで、、、練習時間があと半日もないところで、配馬チェンジ
イケイケ俊足の銀次⬅︎➡︎おっとり天然の翼
っということで、kiri氏、突然翼氏に乗ることになりました
翼。。。私乗った事、1回か2回位どう乗るの側対歩で不思議な揺れがある子だと言う記憶しかなくて。。。
吸い込まれそうな美しい碧眼そして可愛い顔をしてますが、、、なかなかのクセモノです見た目からも天然って伝わりますよね〜あ、良い子なんですよとっても良い子なんですが、みんなが言うには「常に宇宙と交信している」「何を考えているか分からない」「何も考えていないところが翼の長所」いや、良い子なんですよ。真っ白で美しいので、神事の時の神馬(しんめ)をやる子なのです。良い子なんです。でもちょっと不思議ちゃんなんです
で、乗り替わって旗を持っての本番経路。動かない馬間距離を取り過ぎると動かない前の馬にくっつくようにピッタリつければ動く手綱はゆるゆるで、少しでも手綱を引っ張ると速攻で止まる。速い銀次や咲苗に乗り慣れてる身には、このゆっくり系の子はシンドイでも頑張る手綱はゆるゆる。全身を使って馬を動かすもうね、舌鼓し過ぎて口が痛い犬笛的な物が欲しい。
しかも足元が悪いせいか、結構躓く1回は完全に前脚を折りたたむ位に躓いて。。。銀次君に乗っていた馬友さんが振り返ると、ほぼ地面にいた翼とkiri氏、だったそうです。でも謎に落馬もせず前脚だけ正座する翼の上に跨ったままだった私。手綱でちょいちょいすると普通に立ち上がって、何事もなかったように動き出しました。怪我がないか歩様を気にして乗っていましたが、問題なかったので、経路に専念後半うまく行きました。
この時落馬しなかったので、私も少し自信がつきました。半年間の入院生活で失った筋肉、体幹、バランス感覚。戻ってる以前も凄く上手に馬に乗れていたわけではないのですがそれでも半年間のブランクを取り戻せたような気がして嬉しかったです。慢心してはいけませんが
さて。。。
馬が飽き始めているけれど。。。
もう1回だけやらせてください
もう1回。動かない舌鼓してドンドンして。。。その時腕にぶら下げていた鞭が左手の小指に当たりました。小指で握ると、握れました左手の片手手綱で右手には旗を持っているので、鞭は使えない、せめて手首にぶら下げて、とぶら下げられていた短鞭。コレ使って良いのってか使える小指を使って鞭を振りました。そんなすごい力じゃないですよ、所詮小指ですから。
ぱちん
その瞬間、翼が跳ねました
今、起きましたおはよーございますー
え、経路の本番中でしたか
と言う跳ねOKOKこの程度の跳ねなら問題なし。モンドールの1/10程度の可愛いもんです。そっか、そっか、この手が使えたか鞭は使えない、って先入観でした。片手手綱でも鞭は使えますで、手綱を緩めながら、時々鞭を見せて、時々当てて。。。鞭が使えるようになってからは、なかなかの出来(当社比)満足して翼君から降ります。
鞭が使えるならイケる気がします。馬間距離は基本ゼロ馬身から0.5馬身で行かせて頂きます。私の馬身がおかしくても注意しないでください。動かないでスタックするより動いた方が良いでしょうとメンバーに宣言してメンバーの承諾を得ました
翼、まさか君に乗ることになるとは思わなかったよ。
馬房掃除はお昼休みに終わっていたので、お手入れしてお家に帰して、この日は終了白い馬体の翼君なので、ドロドロの脚を綺麗にするのが結構な手間でした〜
実は翌日も牧場で過ごす予定だったので、少しの時間でも良いので翼君に乗せてください、とお願いしました。あ、でも月末の奉納神事まで神馬の翼は忙しいから疲れさせちゃ行けないかでしょうか、と聞くと、寝ちゃえば疲れも何もかも忘れてリセットするのが、翼の良いところだから大丈夫ですよ、と言って頂けてコレ、翼君への高評価、ってことで合ってます
夕方降り出した雨が雪に変わってきました。翌日はどうなりますか
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