2022年3月27日(日)
マスクをしているので、リハーサルの時の写真ですね🤳あらら、この時はしっかり止まれていますね
流鏑馬神事、馬上舞奉納の当日。晴れ女が集まったせいか、前日の寒い小雨と打って変わって、ピーカンの青空が広がる1日となりました。寒いつもりで暖かい服ばかり用意していた私は大慌て
馬友さんに日焼け止めを貸して貰ったりしていました。半袖なんて用意していなくて
この日は滋賀県の御猟野乃杜からも、元紅葉台のスタッフが応援に駆けつけてくださり、会場の設営が急ピッチで進められ、リハーサルが滞りなく進みました。
私の懸案だった流鏑馬のお手伝いも、前日に復習してノートにまとめて頭にたたみ込みました。
神事の流鏑馬と、馬上武芸としての流鏑馬は的の場所が違うこと。割れた的も、神事と馬上武芸の物は別々にして置いておくこと。神事の流鏑馬で割れた的は、お守りとして使うので神社に渡すのです⛩神事の流鏑馬が終わったら馬上武芸の流鏑馬に移るので、的を移動させる。
神事の流鏑馬は横的だけですが、馬上武芸の流鏑馬は、押捩り(おしもじり、後ろ撃ち)、追物射(おものい、前撃ち)、馬手下(めてした、右撃ちの下方射)など、次々と騎射方法が変わるので、的も変えていきます。角度で的中率が変わるので責任重大です
何とか流鏑馬のリハーサルが終わって、ホッとしていたら、
次は馬上舞のリハーサルだよ〜
と声をかけて頂き、待機場所へ。
流鏑馬の後の馬上舞は2組。先に馬友さん4人による流し旗の演技。風が程いい感じで大変美しかったです
流し旗の先頭を勤めた銀次君立派でした
流し旗が終わり、先頭の銀次君に乗り替わり、私の馬上舞へ。ところが
今まで4頭で演技をしていたのに、急に1頭となった銀次君。仲間を探して大興奮
止まらない💨走る💨跳ねる
最初からこれを見越して、他の馬4頭を馬場末方向に置いていたのが、寧ろ仇をなして、馬場末に行きたくて行きたくて演技中落ち着かない銀次君
まあ、集中させられなかった私が1番悪いのですが銀次君がこんなに寂しがり屋だとは思いませんでした馬って何があるか分かりませんね
リハはこんなでめっちゃ酷い出来でした
でもリハーサルで分かったので良かったです
私はラッキー
リハーサルでヤバいこと全部やったので、本番は大丈夫だよ
メンタルを切り替えていきます
リハーサル中、「みんなの所に行くの〜」な銀次君
馬のコントロール以外にも自分自身の初歩的なミス袖の先に付けたゴムを指に通すのを忘れた為、腕がむき出しに
みんなで歩数を測ってそれぞれ振り付けを練り直していたのが前日。私も振り付けを少し変えることにして、リハーサルでその計算が合っているかの確認をしました。ギリギリでしたが、何とかなりそうですその分、本番では気をつけていきますね
大丈夫、やれる事は全部やった
さて、気持ちを入れ替えて、本番です⛩
神事からスタート
射手を乗せた馬を引いて歩いて神事に参加です。この写真の右手に神棚があり、八幡様の宮司さんたちが儀式を行なってくださいました。私は馬引きの先頭で黒曜君の引綱を持っています。
儀式が終わり、いよいよ本番
リハーサルとは違って本番の的は杉板で出来ています。的が割れるとパーーンという心地よい音
次々とお守り用の板が出来て行きます
迫力の馬上武芸も本当に見事
動画を是非ご覧ください
動画ダイジェスト、走路演武のみ#石和八幡宮流鏑馬奉納神事#紅葉台木曽馬牧場 pic.twitter.com/PAVfagqDiD
— WEBPAMDA (@WEBPAM) 2022年3月29日
長い槍を馬上で振り回しても上半身が全くブレない体幹の強さに驚愕
昨日執り行われました山梨県石和八幡宮例大祭 甲斐駒流鏑馬神事において、槍の演武をご奉納させて頂きました。
— 紅葉台木曽馬牧場 (@kisouma_bokujo) 2022年3月28日
馬は当牧場産まれの木曽系在来馬、道之舗くん（ミッチー）です！#紅葉台木曽馬牧場 #木曽系在来馬 #石和八幡宮 #流鏑馬 #道之舗 #例大祭 pic.twitter.com/zqrQu10ZVN
先週は石和の河川敷に行ってまいりました。1枚目掠りですが皆中。馬は翼君、割り的は割れるととても心地が良いです。今週4/3日曜日は同神社の例大祭があります(お馬も来ます)。#石和八幡宮#紅葉台木曽馬牧場 pic.twitter.com/xcK7b3KrgS
— koshi_🎨🐎🏹🧳👘📸 (@koshi_vor) 2022年4月2日
改めて！
— wash (@wash08782847) 2022年4月3日
これは @WEBPAM さん撮影の画像でした！ありがとうございました😆💕#石和八幡宮例大祭 #流鏑馬神事 #流し旗奉納 #木曽系在来馬 #和式馬術 pic.twitter.com/W5HgppxY0L
馬友さんによる流し旗の演舞の後が、私のソロの馬上舞です。リハーサルの教訓を生かし、フレンドリーホースを2頭ずつ2箇所に配置して頂きました。これで少しは落ち着くはずですよ、とスタッフが微笑んで送り出してくださいました
いろいろ覚悟してスタートしたのですが、まず最初にキチンと止まれて礼が出来たことに驚き礼をしたら袖で顔を隠して一呼吸入れたらCDのスタートを押してくださいとお願いしていて、リハではこのタイミングは完璧だったのに、本番では被り気味で曲が流れ始めてしまいました。
あれ
曲が始まってる
思いましたが、ここは慌てずゆっくりと腕を動かし、舞のスタートです。風が強くて袖を翻す仕草が上手くいかなかったのが残念ですが、それ以外はうまく行きました。
この時にこういう表情をしよう、
この時はこういう表情。
ここのシーンは身体を出来るだけ捻って
柔らかい身体のラインと姿勢を見て頂こう
鐙にしっかり乗って正しい和式の乗り方をお見せしよう
色々考えていたのに、本番では
ここで銀次に走られ。。。。ない
銀ちゃん、ここはちょっとだけテンポの速い速歩で行ってくれたら素敵なんだけど、無理よね。。。え、行った良いテンポの速歩出たよ
銀次君、リハではここで跳ね、、、ない
と銀次君の落ち着きっぷりに驚愕しながらの演技となってしまいました
でも、撮って頂いた写真を見ると、それなりに考えていた表情が出来ていました。決して
銀次君の落ち着きっぷりに驚愕している顔
には見えませんでした
事前に色々考えていたことが無意識で出来ていたのはこの日の収穫
巻乗りなう。
銀次君の耳が私の指示に集中してくれているのが分かりますキュンキュン来ますね
あー鐙が。。。
多分動画を見ると写真以上に、
鐙の踏み方がイマイチ
身体の重心移動がうまく行ってない
など色々あったはずですでもスタッフの方や八幡宮様、皆さんから拍手を頂けたことは本当に嬉しかったです2分という短い演技で、うまく行かなかったこともいっぱいありましたが、本番は10回の練習に相当する修練の場だと思っているので、参加させて頂いてよかったです。受け入れてくださってありがとうございます
マスクをしていないので、本番での写真。
スタッフが拍手して下さっています
ありがたいですね
本番は10回の練習に相当する、これはブリティッシュの試合もそうです。本番の試合はレッスン10鞍、いや20鞍位に相当します。なので部内試合でも良いので、試合にはいっぱい出ると上達は早いと思います。体調や金銭的に無理をしてまでとは思いませんが、悩んでいるなら出た方が良いと思うのが私の考え方。馬とのワンチーム感も強まりますしね
そうそう、クールな銀次君の意外な寂しがりやっぷりが露呈した今回ですが、実は舞台裏でも進展が
クールな銀次君は今まで甘えてきたことはなかったのですが、今回お手入れ中にツンツンと私のウエストポーチを鼻で突いてきて
黒糖、ここから出てきましたよね
とニコッと愛想笑いをしてくれたんですサラブレッドなどの洋種は甘え上手な子が多いのですが、和種馬はクールというか頑固でなかなか人に慣れない子が多いように思います。犬で言うと、誰にでも愛想を振りまくゴールデンリトリバーと人見知りな柴犬の違い的な。個人の見解ですモンドールも甘ちゃんで、やっぱり外人なんだなって思います
そんなで銀次君の
寂しがりやっぷり、
本番での頼れる男っぷり、
甘えん坊っぷり、
を見せて貰えた貴重な1日
すべてが終わると後片付けをして、馬を帰して、持ってきた荷物を数えて箱に入れ直して、馬場の掃除をして、原状回復をして、、、、大変なんですね
でも2日間に渡って初めての神事をコンプリート出来て素晴らしい週末になりました
受け入れてくださった紅葉台のスタッフの皆様、甲州和式馬術探求会の皆様、そして親方、銀次君そしてここまで読んでくださった読者の皆様、本当にありがとうございました全然上手く出来なかっと事は反省して次回に生かします。また練習しますので、どうぞよろしくお願いします🤲
にほんブログ村