2021年11月7日(日)
馬とドキドキ💓大運動会
が終わった午後には流鏑馬大会です
引き馬リレーで全力疾走したオトナの皆様、グッタリとお昼休みを過ごしています
かく言う私もその1人。。。椅子にした切り株の上で、うつらうつらして英気を養っていました
時間になってノソノソと起き上がり、乗馬服の上から衣装を着込みます。3分で流鏑馬ガールの誕生
この日の私の衣装は、先月の世界選手権と同じ、皆んな大好き
通称「萩の月」🌙衣装です
レベル分けはせず、ハンディ戦。初級はタイム18秒以下、中級15秒以下、上級12秒以下、3走して6マトの的中数で順位を決めます。同点時はタイム順。初級は全て横撃ち、中級、上級は下方射が入ります。全てのレベルがひとつの栄光を目指す、なぜなら
世界選手権より賞品が豪華だから
優勝賞品は米10kg
とカボチャと菊の紋章入りのグラスと、etc、etc。。。。
しがっち先輩、奮発しました
「皆んなに喜んでもらいたいからね」
本当に優しい素敵な先輩です
ところが
試走を始めて気がついた事。。。
馬がお疲れ気味。。。
午前中の運動会に出ていた馬が、皆んなヨレヨレです。。。若いクロムちゃんもスタミナのない子なので、追わないと軽く20秒超え。。。でも午前中一生懸命頑張ってくれていたので、あんまり追いたくない。。。
この日のルールを決めてくれた先生に相談。。。
馬が疲れているので2秒プラスしませんか
東北の流鏑馬大会には規定タイムがあり、この時間をオーバーすると、どんなに当てていても、その走りは無効になるんです。。。
先生に承諾して頂いて、どのクラスもプラス2秒にして貰いました
会場アナウンスのSちゃん先生がアナウンスをしてくれます
「規定タイムをプラス2秒とします。結果、初級20秒、中級17秒、上級、、、、、、どうします」
上級参加選手はクラブのスタッフ、流鏑馬のインストラクターの先生、ただお一人なのです
大会経験が少ない初級メインで学生さん多めで開催しようとした私たち主催者の意向を無視して大人気なく本気で
エントリーしてくださった上級者流鏑馬でご飯食べたり電気代払ったりガス代払ったりしているプロ
大人気ない〜
をこの日、枕詞にしていた先生に、kiriをはじめ生徒たちが
上級はそのままで良いんじゃない
いっそ、マイナス2秒
と叫んだその時、上級選手様、スタートを切って、
馬爆走
🐎🐎🐎
どっっどどおどどどどどどどっっっ
「只今のタイム。。9秒」
会場中が皆んな手を叩いて大喜び
もうね、
馬が大地を蹴る音が凄くて怖かったわ
先生はゴールでドヤ顔
先生のお馬は午前中、運動会に出ていなかったので元気ハツラツです
しがっち先輩がSちゃん先生のマイクを奪って
「会場の皆様の安全のために、上級も2秒プラスして14秒と致します」
しがっち先輩。。オトナ。。。
私たちも、
煽りすぎましたごめんなちゃい🙏
と呟いて
そんな試走を経て本番がスタート
会場のアナウンスを務めてくださるのは21歳のインストラクターのSちゃん先生です会場に流れる曲の選曲もSちゃん先生なので選曲が若い
EDMっぽい曲メインでした私が走ってた時の曲はこんなK−Popで、
待機してる選手もスタッフも、何ならマト係も、皆んな暇さえ有れば腰を振ってたし、お馬さんも腰振ってました
あ、馬は歩いてた、または走ってただけかしら
私も先輩も、返し馬の時は肩を揺らしてたし、アナウンスのSちゃん先生も、ちゃんとアナウンスしてくださっていましたが、時々
私、この曲好きなんですよね〜
とか言い出すし、皆んなも
やっちゃえやっちゃえやっちゃえやっちゃえ
とか口ずさんでるし
何かね、
野外フェスタwith流鏑馬
って感じで、緊張の中に笑顔が溢れる新しい雰囲気の流鏑馬大会になりました
控えめに言って、
しがっち杯、サイコウです
なんか皆んな、揺れてた
もうね、朝からずっと応援ヤジを飛ばすのに忙しくて、喉が枯れましたわ。。。いや、誰からも頼まれていませんでしたけどねヤジ飛ばしてくれとか、応援頑張れとか、全くね。自分で勝手にやって勝手に喉を枯らしたのです
さてそんな私の1走目。。。
ぶはははな事に見事にゼロ点でした
クロムちゃんがね、本番って分かるんですね、15秒台で走ってくれて、走りの安定に気を取られて、弓が疎かになりました
でもね、午前中の運動会で疲れたのか、皆んな当ててないですあ、初級は若い学生さんが多かったせいか、皆んな当ててましたが、中級以上が調子悪かったというか、引き馬リレーで全力疾走したメンバーが皆んなヨレヨレです
私の1走目の動画がなくて、撮ってくれた方が気を使ってくれたのかな当てた2走目、3走目の動画だけ頂きました。
私ね、
1走目、❌ ❌
2走目 ⭕️ ⭕️
3走目 ⭕️ ⭕️
という、オールorナッシングだったんですよ
もうね、当たらなかった時の動画を早く見たくて堪りません当たらなかった時の動画の方が見て勉強になるんですよねDVD買わなきゃ
で、2走目の動画では、Sちゃん先生が思いっきり私の本名を叫んでくださっているので秘蔵入り、3走目をご覧くださいヨレヨレのクロムちゃんが頑張って走ってくれている姿を見て、涙してください
やっちゃえやっちゃえやっちゃえやっちゃえ
耳に残る曲ですよね
さてさてこんな感じで、私の事は「ウラ番長」とか「影の番長」とかワルクチと間違うくらいの煽りの効いたアナウンスで会場を沸かせてくれたSちゃん先生、ありがとうございました
自分の出番が終わったら、Sちゃん先生の横に座って、出てくる選手の裏話を披露。Sちゃん先生がそれをアナウンスするという仕組みが出来上がっていました
kiri「この選手はね、スタートする時、飛ちゃん(馬の名前)最高でしゅって言うんですよ。」
Sちゃん先生「さああ皆さん、耳を澄ませましょう飛ちゃん最高です、の声が聞こえるのかな」
選手絶叫「飛たん、最高でちゅ」絶叫スタート
とかね、もうずっと笑っていました
一転して感動したのは、このクロちゃん
人懐こくて可愛い子なんですが、真面目すぎて流鏑馬走路では、いつも爆走
調教師先生が中級で、この子に乗って調教がてら出場していましたが、見ていて泣きそうなくらい速い。。。
調教師の先生も苦戦する中、この子が2、3歳くらいから乗っている学生さんが、この子に乗って。。。スタートでいなしますが、やっぱり速いでも学生さんの姿勢が素晴らしく美しく、馬がどんなに爆走しててもヒトの上体が全く動いていない事に感動する初級チーム。そしてぶっ飛びクロちゃんに乗りながらも会心の一打
当てていました
素晴らしい
クロちゃんはこの1打だけでしたが、見ていて素晴らしく格好良かったし、馬との一体感が半端なかったし、いいもの見たなあ〜
という感じでした乗っていた学生さんは大学6年生。春には学校を卒業して、獣医さんになるそうです。学生さんの今後の活躍も凄く楽しみです
音楽に流鏑馬の技術に生き方に
若者に触発される楽しい時間
さてと、個人戦が終わったら、今度は勝ち抜き戦に行きますよ
下剋上、上等
続く
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